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─48日目 にゃ。─


「………」


とことことことこ。


「……………」


とことことことこ。


「……むぅ」


サクラです。只今下校中なのですが…つけられてます。変なオジサンとかならシめてお金貰っておしまいなんだけど……。


「にゃー」


相手は猫なのです。にゃんこです。三毛猫なんです。


「ねぇ、何でついてくるの?私に用でも?」


「にゃー」


私が聞くと猫は私の足下をくるくる回りだしました。


…もしかして私、懐かれてる?


「でもなぁ…」


家で飼うのは無理かも。前にカオル兄が『責任持って世話出来ないなら拾って来るなよ』って言ってたし。


「にゃー」


「う…」


頬擦りまでされちゃあ流石の私も…。


「にゃー」


「うううううう」


ランドセルの上に乗って来られても…。


「にゃー」


「あーもうっ!」


観念した私は猫を抱き抱えて家に帰った。いくら私でも押しに弱かったりする。あと猫好きだし。


「にゃー」


「はいはい、頑張って飼えるようにしてあげるから!」






「ただいまー!」


「おかえりー」


カオル兄は既にご帰宅だ。都合がいい。


「カオル兄!」


「んー?」


居間で雑誌を読んでるカオル兄に勢いに任せて聞いてみた。


「この子飼っていい!?」


「にゃー」


「ダメ。元の所に戻してきなさい」


ほら来た。でも今日の私は退かない。


「この子私にスゴい懐いてて離れないし、これも何かの縁だと思うんだよ!」


「にゃー」


「そうは言ってもお前面倒見れるのかよ?」


「大丈夫だよ!」


「にゃー」


「猫だって頷いてるし!」


「それは大いに関係無い」


「ねーカオル兄良いでしょ?可愛い妹のお願い聞いてよぉ」


「にゃおん」


「うっ…」


「…なんなら脱ごうか?」


「何言ってんだお子様」


「にゃー♪」


「お前もさっきから煩いよ!」


「にゃう…」


「という訳で飼うね」


「どういう訳だよ!?」


「にゃ」


「って訳だよ」


「ただ猫が鳴いただけだろが!それに猫ならもう家に居るだろ」


「え?」


「猫ボコが」


カオル兄の指差す先には相変わらず床に転がったままの猫ボコが居た。


「猫ボコは猫であって猫にあらず!」


あれ?最近似たようなセリフを言ったような…?


「にゃ」


あ、やっぱりそう思う?


「イヤ確かにアレはぬいぐるみですけどね」


「カオル兄もそう思う?」


「まぁ自分で言っといて何だけどそう思う」


「にゃふ」


「なあサクラ。さっきからこの猫のリアクションが…」


「猫だしそれくらいするよ」


「にゃ」


「……………」


「とにかく飼うね」


「はぁ…分かったよ。ちゃんと世話するって約束するなら飼ってもいいぞ」


「ホントに!?」


「ああ。男に二言は無い!」


「にゃー!」


「にゃー!」


「にゃー!」


言った順は猫、私、カオル兄ね。多分見分けつかないだろうから言っとく。


「あ、それから」


「?」


カオル兄が何かを思い出したかのように言った。


「躾はしろよ?じゃないと家が大変な事になるから」


「なーに。しーんぱーい無いさぁー!!」


「どこの大西ラ●オンだ」


「冗談はさておき、躾は大丈夫。任しといて」


「おう任せた」


「にゃん」


「頼むぞ新入りー」


猫の頭を撫でるカオル兄の表情は満更でも無さそうだった。


「カオル兄、抱いてみる?」


「ん?じゃあ遠慮無く…」


だきっ。


「にゃおー」


「おお、猫の顔が凛々しくなった」


「まるでサキさんみたいだ」


「ハハ、言えてるかも」


「にゃんにゃん」


「ところでサクラ」


「うにゃ?」


「名前決めてやらなくて良いのか?」


「………あ」


それもそうだね。


「でもそんなイキナリ思い付かないよ」


「だなー」


「にゃー」






こうして又もや我が家に新たな猫が増えました。


「名前はまだ無い」


「にゃう」


「さっさと付けてやれよ」


そうは言われても全然良い名前思い付かないし……。






もう誰でも良いから名前考えてよー!


「にゃー」


うにゃー!


只今熱でダウン中…しんどいですm(__;)m 今回字数少なめなのもそのせいで……orz 明日にも影響するかも知れませんが暖かい目で見守ってくれたら嬉しいです。     それとホントに猫の名前を募集します。感想欄、メッセージ欄、メールのどれでも結構ですので良ければ送って下さい。待ってますね(^^#

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