─10日目 二桁になったって事で─
──某局某所。
とあるスタジオでの出来事。
…えー読者の皆さんどうも、作者です。今回で10話目になる「サクラカオル。」ですが、それを期にこの部屋を借りて特別編みたいなのをお送りしようかと思います。
題して『「サクラカオル。」の作者空間』〜!
「何勝手なタイトルつけてんだよ!」
なっ!勝手なって失礼な!これでもちゃんと考えてつけたタイトルだよ?
「ほぉ、僅か一分足らずで思い付いたのがか?」
う……それは言わない約束でしょ。
「ったく頼むよ…アンタがしっかりしてくれないと登場人物の俺達にまで影響出るんだからさ」
ところで自己紹介とこのコーナーの説明ってしなくていいの?
「どっちもお前の仕事だろうが!!」
あー言われてみればそうかもね。
「…ホントに大丈夫なのかこんな調子で?」
気にしない気にしない。さてさてこの作者空間では本編『サクラカオル。』に登場している人達に来てもらい、その人に関する質問等を色々していきます!
という訳で記念すべき第一回目の客人はこの人!本編でも主役をしているカオル兄でーす♪
「兄は余計だと思うんだけど…あ、皆さん改めましてこんにちわ。カオルです」
サクラのお兄さんで高校一年生、まだまだ不明な点が幾つもあるので質問もしやすいですね。
「不明なのは詳細をちゃんと書かない作者のせいです。あとまだ10話だし」
だからこうやってその機会を作ったでしょ!
「どうも苦し紛れな言い訳ありがとう」
……じゃあ始めますよ。
「なに拗ねてるんだか」
うるさいやい!えー先ずは私がカオルについて簡単な質問をしていこうと思います。
「マトモな質問だったら答えるぞ」
そりゃマトモですよ。じゃ最初の質問、ズバリ『カオルとサクラの名字は何?』
「…あれ、言ってなかったっけ?」
言ってないよ、一話はサクラ目線だったし。
「そーいやそうだったな」
んじゃパパッと答えて。
「はいはい、俺達の名字は『高橋』です。なのでフルネームで書くと『高橋 薫』『高橋 桜』となります」
へー意外と普通の名前だね。
「どんなのを期待してたんだアンタは」
笑えるのを。
「いっぺん死んでこい」
では次の質問。『カオル達の住んでる家は一軒家ですか?それともマンションですか?』
「三階建ての一軒家に住んでます。一階にリビングとか共有スペースが、二階に個人の部屋があると思ってくれれば良いかと。7話読めば分かると思う」
そうなんだ…ん?今三階は使ってないの?
「それが分からないんだよ。階段が封鎖されてて行けなくなっててさ」
見てみようとは?
「サクラが何回か見ようとしたんだけど…」
だけど?
「…返り討ちに」
あーらら。てか返り討ちって一体?
「ま、この話はまた今度で」
それもそだね。時間掛かりそーだし本編でね。
「そういう事。次の質問いこうか」
だね。お、なんと次は読者からの質問ですよ。
「え、そんなの来てたのか」
先日メールで送られて来たんです。
「へー。で、どんな質問?」
えっとですね、『カオルはどうしてあんなに強いんですか?』だってさ。
「それなら簡単だよ。生まれつきなだけ。以上」
…それって答えになってるのかな?
「いや、事実そうなんだし仕方ないだろ」
さいですか。
「さっ、次のいこうか」
ほーい…あれ?次は私宛てにですね。
「作者に?そらまた何で」
さぁ…読んでみない事には何とも。
「じゃあ俺が読むよ。えーこれもメールだな、『サクラやカオル達の容姿が解りづらいです』ってさ。反省しろ作者」
うそぉ!?私だってそれなりに考えてるんだよ!?
「どんな風に?」
私の考え全部を他人に押し付けるような感じで嫌なんですよ。だから詳しい描写は控えてるのです。
「読者の事もちゃんと考えてるんだな」
当たり前です!よりよい作品にするには当然の事ですから!
「ここに来て真面目になるとは…」
私は最初から真面目です!
「イヤイヤそうには到底見えないって」
くそぅ…私だって頑張ってるのに…。
「いちいち泣くな面倒くさい」
誰が泣くもんか!!
「よし、立ち直ったな。質問はこれで終わりか?」
えーそうですよ終わりですよ終了ですよ文句ある!?
「無いけどその態度に文句はある」
黙らっしゃい!─みたいな感じでそろそろお別れの時間がやって参りました。皆さん少しはカオルの事解りましたか?
解ってくれた人もそうでない人も、これからも本編をヨロシクネ♪
「うぉっ、終わりにだけテンションが戻ったぞ」
だっていつまでも拗ねてたって意味無いですし。あと世間体とかも大事じゃん?
「電話出るときだけ声が高くなるオバサンみたいだな」
その例え方やめい!
「冗談だって」
ったく…あれ?後半は私がツッコミ担当になってない?
「本編でツッコミしてる分ボケてみた。あースッキリした」
カオルってツッコミだったんだ!
「今更!?」
おーおーやっぱり本職さんのツッコミが一番だねー?
「ぐっ…この野郎ワザと」
さーてなんのことやらー
「えぇいもうさっさと終わるぞこの作者空間(仮)!」
(仮)とか付けるな!
「あんなタイトルで納得いくと思ってんのか!?」
うん。
「いかねーよ!」
えーっ?じゃタイトル募集しましょっか。
「募集?」
そ。これを読んでくれた読者の皆さんにどんなタイトルが良いかを提案してもらいましょう。方法は簡単、感想欄に書き込むかメールで送って貰えれば結構ですんで。
「ちょっと待て。読んでる人あんま居ないんじゃないのか?書き始めてからまだ一ヶ月も経ってないし…」
少ないからこそ絞りやすいってもんですよ。大丈夫です。
「ポジティブな考えだな作者」
そうじゃ無きゃアナタ達なんか書けません!
「う…ごもっともな答えだ」
おっと、そろそろ本当に終わりの時間ですねー。
「そーか、じゃお疲れ様」
ちょい待ち!君にはまだ仕事があるでしょ!
「仕事?」
次回のゲストをアナタにこの場で、電話で呼んでもらわないと!
「え、そうなのか?」
じゃないと続かないでしょこのコーナー!
「そこまで堂々と言われてもな…まぁいいか、呼べば良いんだよな?」
流れは読んでね。
「わかってら。えーっとー…」
ぴぽぱぽぱぴぽぽぷぺぱぴこ♪
──『はい高橋です』
「あ、サクラ?俺だけど」
『オレオレ詐欺なら受け付けてないよ?』
「ちゃうちゃう。それよりお前作者と話する気ある?」
『突然だねカオル兄。んー別に良いけど』
「そっか。なら今度ゲストに決定な、頑張れよ」
『いいともー♪』
「ナニ言っとんだお前は」
『イヤ、言った方が良いかなと』
「あとコレが何なのか分かってるか?」
『どーせ作者の妙な達成感のせいで始まったコーナーか何かでしょ』
「…流れを読んだな」
良い妹さんを持ったね、カオル兄。
「お前黙ってろ」
ちょ、そんなに睨まなくても……。
『そっち面白そうだね』
「どこがだ!」
『そーゆーとこが。じゃ次は私がゲストってことでいーの?』
「む…ああそうだよ」
『おっけ。じゃー早く帰って来てね、お腹すいたから』
ガチャッ。
「……アイツにとって俺は只の飯係か?」
うーん何とも言えませんね。
「うぉい!!」
因みにサクラについての質問も感想欄かメールでお願いしますねー。次回は何時になるか分からないけど。
でわ今回はこの辺で。お相手は作者と、
「納得のいかないカオルでした……」
──おまけ。
あ、一番肝心な質問忘れてた。
「何だよ」
いやさ、身長と体重くらいは聞いとかないとマズイでしょ?
「さっき容姿がどうのこうの言ってたのに?」
必要最低限な情報は別です。つーわけで言え。
「随分便利な理由だな。えー身長は170cm、体重は52kgです」
割と普通だね。名字といいコレといい。せめて逆とかなら
「うるせー!」
カオル の こうげき!
ガハァッ!
作者 は しんでしまった!
ぐ……ぐふっ。
「いいザマだバカヤロー」
次回は何時になるかホントに決めてません(汗) まー適度にやっていこうかと思ってます♪ タイトル案、及びサクラへの質問お待ちしてますねー!