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アンゲルとエレノア  作者: 水島素良
第十二章 

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12-25 アンゲル フランシスから電話

 アンゲルはいじけて部屋でふて寝していたが、電話がかかってきたので起きると、それはフランシスだった。

ヘイゼルに用事があったらしい。

『エレノアが大変だったのよ。テノール歌手に言い寄られたらしいんだけど、こいつがコマシで有名な下衆野郎で、エレノアをシャワー室で強姦しようとしたんですって!!エレノア、窓から逃げたのよ、裸で』

「えっ?」

『あいつはねえ、相手役に手を出してあとで捨てるの。そういう男なのよ。前共演したソプラノなんか、彼の子を妊娠して追放されたらしいわよ。すごくしつこい奴で、エレノアは逃げ回るのに苦労したって言ってたわ。何時間もそんなクソ野郎とリハーサルなんて、エレノアじゃなきゃ耐えれらないわよ(私だったら即刻死刑にするわよ!)でもこれって犯罪じゃないの?レイプ未遂よね。警察呼んで捕まえろってのよ……ハロー?』

 電話は切れ、フランシスの耳には発信音だけが聞こえてきた。

「何よ、人が話してる途中で切るなんて失礼ね。ヘイゼルじゃあるまいし」



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