表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

初めて

作者: 武田道子
掲載日:2017/04/10

初めて



ある日、初めて、ぐうぜんに

君の指先が・・・・

かすかに僕の指先に触れた

ほんの一瞬のことだった

それは君の囁く声よりももっとかすかに

それはそよ風が君の長い髪を梳いていくときよりももっと優しく


僕の指先は君の指に絡まれることを望んでいた



それは坂のある海の見える町だった

遠くに光る青い海がまぶしく

同じように青い空にはススキのような雲が

夏が去ったことを伝えていた

嬉しいようで悲しいようで



僕の指先は君の指に絡まれることを望んでいた



太陽が僕の頭を焦がした

僕の肩にも陽はじりじりと容赦なく照りつけた

けれども・・・

指先だけが氷のようにつめたくて

僕は君の隣につららのように立っていた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ