場面緘黙

第四章 社交不安障害とのつながり

はじめに社交不安障害/社交恐怖/社会不安障害とは、愚かに見えないかとか、場に合っていないのではとか、他人に辱められることに強い不安を感じるために、社交状況を避けたり、耐えていることによって、相当な苦痛があるとか生活に重大な支障があるという精神障害である。そうした社交状況においてほぼ毎回、動悸、下痢、発汗、時にパニック発作といった不安症状が起こる。さらに社交不安障害は、対人場面で過剰な不安や緊張が誘発されるあまり、動悸・震え・吐き気・赤面・発汗などの身体症状が強く発現し、そういった場面にはなかなか慣れないため、対人関係がうまく築けず集団の中で孤立してしまったり、たとえしなければならないことであっても、対人場面を次第に避けるようになり、日常生活に多大な影響を及ぼす点が異なる。

社交不安障害は、場面緘黙症が原因で発症する事もあり場面緘黙はなるべく早期に発見し、治療した方がいい。なのでなるべく多くの方に場面緘黙の症状を理解して欲しいと思います。