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魔法少女の選択とその先に  作者: prayrita
魔法少女はじまり
3/5

第三話魔法少女の真実と虚実

「なにを言って、、、」

美月が反論しようとすると、突然、倒れた二人の身体が光り輝き始めた すると、突然、光が収まり

「んっここはどこ?」

目を覚ましたのは葵と遥香の二人

「葵!遥香!」

美月が慌てて駆け寄った

二人は私を見て残酷なことを言い始めた

「すいません あなたは誰ですか?」

「本当にごめんなさい。あなたの事を覚えていないの」

私はショックを受けて膝をついた するとマホが

「なんの代償もなく魔法少女にするわけないじゃん、しかも私の願いをかなえてくれればあなたの夢をかなえてあげるって言ってるんだよ。おいしい話には必ず裏があるそれをしらないなんてことはないよね」

ドヤ顔で言うと、

「うるさい」

怒りを込めて言うと「まぁいいやどうせすぐに忘れちゃうんだし」

マホはニヤリと笑うと

「それじゃあ 早速、記憶を調整させてもらいます。これで私に従順な下僕が二人も手に入った幸先いい」

マホは魔法を唱えて二人の頭に手を置くと、頭の中に手を突っ込んだ そして、しばらくすると

「はい 完了です。これで二人は私に絶対服従の奴隷になりました」

満足げに言った

「ちょっと待ってよそんな話聞いてない、やだ今からでもなかったことに出来ないの、もとに戻してよ」美月は必死に訴えかけると マホは冷めた目で見て

「ダメです。一度決めたことはやり遂げるそれが私のモットーなので」

無慈悲にも切り捨てた

「それに、美月ちゃんも負けたらこうなりますから人の心配より自分の心配をした方がいいんじゃないですか?」

マホが指を鳴らすと

「うっ」

突然美月が苦しみだした

「マホ何をしたの?」

美月が苦しんでいる様子をみて

「何って 美月ちゃんの脳に少し細工させていただきました」

「どういうこと?」

美月の質問に対して「つまり 美月ちゃんはこれから一生、魔法少女として生きていくんですよ」

嬉々として答えると

「いやだ、そんなの嫌だよ」

美月は泣きそうな声で訴えると

「大丈夫ですよ。きっと楽しい毎日が待っているはずです負けなければの話ですけれどね」

マホは楽しげに語ると

「さあ、第二ラウンドを始めましょうか」

マホは合図を出すと敵が現れた 美月は絶望的な表情を浮かべていた しかし、敵はなぜか襲ってくる気配がない 不思議に思っていると

「美月ちゃん頑張ってください」

応援の声が聞こえてきた 美月は声のする方を見ると そこには魔法少女の姿になった遥香と葵がいた

「どうして?」

疑問に思っていると

「美月ちゃんは私たちが守ります」

二人はそう言いながら敵に攻撃を始めた 美月は唖然としていたが「そうだわ 今はマホの操り人形になっているんだわ」

我に返り、敵を倒すために動き出した それからは三人による戦闘が始まった しかし敵の方が優勢で徐々に追い詰められていった そして美月は敵の攻撃を受けてしまい地面に倒れ込んでしまった その様子を見ていた遥香と葵は

「もう諦めようよ 美月ちゃんこっちにおいでよこっちは楽しいよ。つまらない悩みもしがらみもない世界においでよ」

美月を誘惑し始めた 美月は戸惑ったが

「絶対に行かないわ 私はみんなのいる世界を守る」

強く決意した すると葵は

「あっそ なら死ねばいいのに」

さっきまで一緒に戦っていた二人が冷たい眼差しで見つめて 葵が攻撃を仕掛けようとした時だった

「そこまでですよ。二人とも」

マホが現れて、葵と遥香の動きを止めた

「なんで?」

美月が許せない顔で聞くと マホは不気味に笑いながら

「美月は私の大切な手駒こんなしょうもないところで

失うわけないじゃないですか」

さっきはおいたした美月に罰を与えただけほらその証拠に最初に戦っていた敵いなくなっているでしょ?とマホが説明すると 葵と遥香はマホに

「マホ様 ごめんなさい」「マホ様申し訳ございませんでした」

謝るとマホは

「いいのよ あなた達は悪くない悪いのは美月なんだから」

マホは私に詰め寄ると

「さて 美月ちゃん覚悟は出来ていますよね」

不気味に微笑むと 美月は恐怖で震えていたが

「えぇ もちろんよ あんたなんか怖くない」

強がってみせると

「ふーん まあいいわ すぐに何も考えられなくなるから」

マホが手をかざすと美月の頭に痛みが走った すると突然、頭痛に襲われた 頭が割れるような激痛に耐えられず美月は気を失ってしまう マホはそんな美月を見て

「あらあら気絶しちゃった お仕置きのつもりだったのに これじゃあお仕置きにならないじゃん」

不満げな顔をすると

「マホ様 どうしますか?」

マホはニヤリと笑うと

「いいことを思いつきました。このまま記憶を消して、私が新しい記憶を植え付けてあげます」

「なるほど それいいですね」

二人はニヤリと笑った それから、、、

次の日の朝昨日はいろいろと大変だったな初めて魔法少女と化け物と戦ったけど意外とうまくいったし意外と私才能あるのかも!

美月は同級生と戦ったという真実負けるとマホの奴隷になるという記憶を消されてしまったため、自分が戦った敵はマホに植え付けられた偽物の記憶に過ぎないのに、すると教室のドアが開き「おはようございます美月ちゃん」

マホが入ってきた

「あれ?マホちゃん、今日は早いねいつもギリギリなのに」

美月は不思議そうに首を傾げると

「美月ちゃん、私、転校してきたんです」

マホが言うと、美月は驚いた様子で

「マホちゃん、急に転校なんてびっくりだよ。いつからここにいたの?」

「つい最近です」

マホはにっこりと笑って答えた

「そうなんだ。あ、そういえばマホちゃん、昨日のあの技凄かったね。魔法ってあんなこともできるんだね」

「ありがとうございます。でも、まだまだです」

「そうなの?」

美月は不思議そうに聞いた

「はい、もっと精進しないといけません。ところで、美月ちゃん、今日の放課後、時間ありますか?」

「うん、大丈夫だよ」

「よかった。では、また後で」

マホは嬉しそうな表情を浮かべながら自分の席についた 授業中、美月は窓の外を眺めていた

(う~ん、平和だな。)

美月はあくびをした その時だった マホがこちらを見ているのに気づいた 目が合うとマホはにやりと笑った 美月は慌てて目を逸らすと マホがクスッと小さく笑ったのがわかった 休み時間の度にマホは美月のところにやってきた

「美月ちゃん」

マホが話しかけてくる

「何?」

美月が答えると

「いえ、特に用はないのですが、美月ちゃんと一緒にいるのが楽しくて」

マホは照れくさそうに言った 美月は少しドキッとした 昼休み マホは美月の机に弁当を広げると

「美月ちゃん、一緒に食べましょう」

笑顔で誘ってきた

「いいよ」

美月は快く応じた それから二人は仲良く話しながら昼食をとった 放課後 美月はマホに連れられ街に来ていた

「ねぇ、どこに行くの?」

不安げに尋ねる美月に

「着いてからのお楽しみです」

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