2話 神獣族の詳細
異世界魔王転生して世界で最強パーティーになる
2話目です。
加筆しました20220221
1つ気になることがあった。
それはこの者の種族が神獣族と表示されていることだ。
では何故?元魔王である俺にこんな神獣族というものにわざわざ選ばれたのか?
と、頭の中で疑問が浮上する。
その神獣族とやらの事を知るために今から街に行こうと思う。
普通なら迷う可能性があるものの、俺は幸い方向感覚という獣人らしいスキルを持っていたのである。
結局……起きると思った騒ぎや盗賊の襲撃にも合わずに街に着いたのであった!
そのまま門に入ろうと思った瞬間に門番にこう呼び止められたのである。
「あの~あなた?入場料は?」
そうだ!街に入るためには入場料が必要なんだ!
今気がついたのだ!そうそう混乱していたのでしょうがないんですよね!皆さん!
だが、この空気を変えてくれそうな人物は今居なさそうだと、思った次の瞬間!
「その者は通して貰って欲しいんだエインさん」
そこに、この場を救ってくれる者がいたのだ!
「いくらあなたの頼みでもこのような怪しい者を通す気はありませんよ!」
なんと、エインと言う名の人を門番は話を拒んだのである!
「この公爵家の依頼と言ってもですか?」
何故か、今度はここの周りが険悪なムードになった。
しかも今喋っている者は公爵家の人と判明した。
「こらこら!喧嘩はよすんじゃ!馬鹿者共!」
何か、事実上偉そうな立場の人がこの話に割り込んできた!
「この者は獣人族の中でもエリートの神獣族の末裔であるぞ!」
何故か俺が神獣族の末裔なのを知っているらしい。
……事が進んで何故か優遇される事になったのである。
しかも神獣族の詳細まで知れたのであったから結果はプラマイゼロだろう。
どうやら神獣族とは色々と条件があるらしい。
まず1つ目の条件は必ずレベル制限が無限ということ。
2つ目は神に認められた者。
3つ目はまだ確認されていない種族もいるが、現時点では朱猫族・白猫族・白狐族の3つの種族が神獣族の末裔だということ。
ただし、稀に"混血"と呼ばれる神獣族と他の種族の血が混ざって神獣族になった者がいる。
現時点で確認されている神獣族と他の種族の血が混ざっている者は閃龍猫族、霊朱族、虚竜族、虎白族しか確認されていない。
最後は必ず王家の者らしい。
神獣族の祖先が残したと言われる言葉がある"我、実力より、心・思いを求める"と。
今、俺はよくよく考えたら、何故言葉と文字が分かるのかと疑問に思ったが…分からない事を考えてもしょうがないと思い考える事を止めた。
さぁ…明日はこの世界の事やどんな大陸があるのかを聞いておこうか!
今日は1日疲れたので優遇されている事を良いことに宿屋を借りて一夜を過ごしたのであった。
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3話は12月2日の予定です。