表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

見舞いと花瓶

謎の花瓶…!誰からの花なのか…?

目が覚めたら自分の部屋のベッドにいた。


なんでっ!

私の部屋にアルバート様がいるの?!



* * *



「殿下..?」

「あ。リリー?目が覚めたの?」

「はい。アリシアさんは..?」

「あぁ、大丈夫だ。それより、リリーは熱があるよ?寝ていた方が..。」

「いいえ。大丈夫ですっ!」

おいっ!そんなこととは何だっ!

アリちゃんのことをそんな風に言うなんて..!

「あら、殿下は随分とアリシアさんに冷たいのですねぇ?」

 意味 : アリシアに冷たくするな

「アリシアに冷たくした覚えはないなぁ?」

ムムッ!

「先程、アリシアさんのことを『それ』と仰ったではありませんか。」

「そんな事言った覚えはにあなぁ。」

「殿下はおとぼけになるのですねぇ?」

意味 : とぼけやがって

「あ、あの花瓶は何かな?」

話を逸らしやがった…!

でもこれ以上は不敬に当たる。それを思って言ったのだ。

この腹黒めっ!

「知りませんね。殿下から頂いたものでしょうか。」

「いや、この花はあげていない。」

「でしたら、私が寝ている間に誰か来たのかしら…。」

「心配しなくて良いよ。後でメアリーにきいてみるな聞いてみるね。」

「はい…?」

コンコンコン扉が鳴る。

誰だろう!

「御坊ちゃま。お時間です。」

執事かッッ!!!

「いい加減御坊ちゃまって言うのやめてくれないかな?ジェイムズ。」

「御坊ちゃまは御坊ちゃまですからねぇ。御坊ちゃまも昔は爺やと仰っていたのに…!コホン、で、時間です。」

「リリー、済まない。また来るね。」

「は−−−」

はい、そう答えようとした時、頬に何か柔らかい物が当たった。

「殿下っ!」

そう言った時には、歩きながら手を振っている後ろ姿だった。

許さない…!

パトリック・アルバート…!

気に入ったらブックマーク登録又は評価宜しくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ