属性
面白いので、是非読んでみて下さい!!
今は、魔法の授業。それぞれの『属性』を確かめている。
魔池に手を入れると、透明だった水は、その人の『属性』の色になる。
大きく分けて『属性』は火、風、水、雷の4つだ。
特に珍しいのが、光属性と闇属性。無属性はほとんどいない。
アリシアは光属性、私は闇属性という設定だ。
火は赤、風は緑、水は青、雷は黄色、光は池が輝くと言われている。闇は池の隅々まで暗くなり、池の水が黒くなる。
あーあ、私は闇なんだよねー。アリシアとは全く反対の属性なのだ。
「次、アリシア様。池に手を。」教師から、指示がアリシアに出る。
アリシアが手を入れると、皆が驚いた。想定外の出来事だ。
「えっ!池が黒いし暗くなった…。」と、アリシアが困惑している。
ということは…「アリシア様、あなたは闇属性です。」
ザワッ、と話し声が広まる。
「リリアナ様、どうぞ…手を–––。」
池に手を入れる。そんな…!まさか!!池の中は光に包まれ、周りまで光っている。
「貴方は、光属性です!」
ワーーと、歓喜の声が今度は広がる。
「流石、未来の王妃様ね…!!」と、周りでも騒いでいる。
一体どうなるの?!
* * * *
「リリー、光属性だったんだって?すごいね。」
「有難うございます。殿下も4つ全ての属性を持っていらっしゃるではありませんか。」と、苦笑いで答える。
アリシアと私の属性が反対になった––––。
どういうこと?!
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