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8ページ目

遅くなり誠に申し訳ありません!

次はもっと早く…(´;ω;`)



◇セリナ


ん〜

もう朝か…特に何もなくてよかった。


「セリナさんおはよう」


眠そうな声が聞こえて、振り向くとカルネ君がテントから出てきていた。


「あれ?カルネ君もう起きたの?」


「育ての親が厳しい人だったから…いつ寝ても、起きる時間は変わらないんだ…」


寝ぼけ眼でそう言い、どこから取り出したのかカルネ君はパンを焼き始めた。


「へぇ…そうだ、カルネ君の育て親ってどんな人なの?」


「話してもいいけど、時間は?」


しっかりしてるなぁ…

昨日は大丈夫って言って大丈夫じゃなかったの根に持ってる?

いやいや、まさかね…?


「まだ明るくなりきってないし、むしろ今の時間に出歩くのは危険だから」


そう説明すると、カルネ君はパンを焼きながら話してくれた。


「…女の人だったかな?それで見た目が10歳ぐらいでめっちゃ強くて基本無表情で…」


「見た目10歳!?」


「うん、実年齢はもっと上らしいけど」


実年齢もっと上って、一体どうやってその見た目を維持してるの…?


「…若さの秘訣は?」


「強さって言ってたかな、多分なんか誤魔化されただけだと思うけど」


う〜ん…珍しい感じの人なのかな…

私の想像だけではうまく行かず、結局その姿を想像するのは諦めた。


「それじゃあ、そろそろ行こっか」


「セリナさんの朝ごはんは?」


「え?さっき干し肉を炙って食べたよ」


「ああ、なるほど」


どうやら私の食事を心配してくれたらしい…

やっぱり、カルネ君は良い子だ。



◇カルネ


…完全に寝ぼけてた、僕は何を話すつもりだったんだ。

まぁ言っても信じてもらえるかはわからないか、あの人(師匠)が…いや、母さんが神様だなんて…


僕もあまり信じられてはいない。

だけど僕のこの強さは母さんが…いや、師匠が武神だからこそだろう。


「カルネ君は準備できた?」


「うん、できたよ」


だから…こんな気持ち、自覚しなければよかったのに…

セリナさんには話してもいいかな、なんて…僕は考えてはいけない。



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