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更新予定だと言っておきながらの大幅な遅刻…
本当に申し訳ありませんでした…
どうぞ、次のページをめくったいただければと思います
また更新致しましたらよろしくお願いしますね
◇セリナ
「ええっと…結局真っ暗だね」
カルネくんはそう言って苦笑いをした。
「うぅ、いけると思った私が間違いだった…」
「まぁ…今日の夜ご飯が遅くなるだけだからさ」
「そう言ってくれてありがとう…」
◇カルネ
準備をして、軽い夕食を済ませたあと…(干し肉の料理方法に驚かれた)
見張りの番は話し合った結果セリナさんに負けて僕が先に見張りをすることになった。
揺れる炎を見つめて、セリナさんに話した昔の話の続きを思い浮かべる。
「懐かしいなぁ…」
本当は、あの話には続きがある。
僕が妖精と契約して帰ってきた時、師匠にはこっぴどく叱られた。
なんで怒られたのかがわからなくてひどく泣きわめいたっけ…
『お前、もしかしたら死ぬかもしれなかったんだぞ!?』
そう言って僕を睨む師匠の体が震えていて、心配してくれたんだとわかった。
気が付くとひどく申し訳なくなる。
『…すみません、でした…』
『無事なら…それで良いんだ』
それだけ言うと師匠はまた氷の様な無表情で僕を導いた。
師匠の表情が変わったのはあれきりだったかも知れないな…
「カルネくん、そろそろ交代かな?」
夜中だからかそっと声をかけてくるセリナさん…気遣いができる、すごい。
「あ、セリナさん…今から起こしに行こうと思ってたんだ」
「そうなの?じゃあカルネくん、おやすみ」
それだけ言うとセリナさんは自然に周りを警戒しだす。
セリナさんってなんとなく雰囲気が師匠に似てるんだよなぁ…
「うん、おやすみ」
また明日になれば、セリナさんと旅をすることができる。
なぜだかそのことを思うと心が踊った。