超回復それは催眠魔法すらも消す
バタン
「りゅ・う・ざき・くん、アレはなんの冗談かな?流石に死ぬかと思ったよ」
「…扉を勢いよく開けて第一声がそれか」
「これは、ちょっと『おしおき』が必要かな〜」
「と、そこ気をつけろよ」
「ああん?」
ふに、と何か柔らかい物を踏んだ。
「ふにゃあー」
「あらあらら、さっきの女じゃないか、拾った?」
「ドアの前で邪魔だったからここに移動させたに過ぎん。あと昼過ぎまで起きないぞ。」
「ふーん催眠系の魔法か。ここに置いていくのか?」
「食料は取り敢えず一週間分ノートから生み出しておいた。武器は、コレの修復頼めるか。」
折れた剣を石幢に放り投げる。
「おおっと、おお!うん?おお!あぁ…」
「何か変なとこあったのか?」
「これ…パチモンだ。」
「はあ?」
「鑑定したらさ、一瞬神器級に匹敵するステータスが出たんだけど偽装だったんだよ〜」
「偽装か、道理で軽いわけだ。」
「鉄並みの硬さは一応あるみたいだが、切れ味が…ボロ雑巾ってないわ〜」
「修復しても意味ないか、そうなると新たな剣を用意しなければならないがさて黒歴史ノートは創造も可能かどうか。」
「なあその黒歴史ノートってのやめないか、せめて『賢者の本』とかにしないか?」
「賢者か、賢者と言えば偉人で誰かいたかな。…石幢好きな偉人っているか?」
「好きな偉人って言っても賢者とかのイメージの人じゃないとダメだろう?うーんじゃあソロモンとかどうだ。」
「じゃあこのノートの名は『ソロモン』だ。」
〔『ソロモン』に新たな魔法が追加されました。創造・破壊・呪いの以上になります。〕
「名を与えた影響か、創造できるようになったぞ。」
「ピンポイントで当たるとかやっば!運ステータス振り切れてるんじゃねえの?」
「さあな、まあさっさと済ませるか。」
「『ソロモンよ、剣の創造。』」
〔消費魔力1000、神器級エクス○リバー創造開始。〕
「…エクス○リバー。」
「エクス○リバー⁉︎」
ステータス
エクス○リバー レベル99
HP無限 ATK8888×2
能力
当たったら7%死ぬ 当たったら99%相手にランダムバットステータス 持っている限り死なない 超回復
『終焉の始まり』大陸破壊スキル
「これ置いて、帰るぞ。」
サッと手に握らせる
「おいやめろこんなのダメだろ絶対。大陸破壊スキルとかインフィ二ティーにはなかったぞ危険だ。」
「神殺しスキルはあっただろう。」
「アレは強力な対人スキルだろ!」
「どうせこの世界とは今日でおさらばなんだ。気にするな」
「どこから突っ込んでいいのやら…はあ頭いてぇ」
「突っ込み疲れたんなら外に出ろ、俺の帰還魔法は確率が低いんだ。」
「だな、なんかもうどうにでもなればいいんだ。俺達魔王なんだもんなうん。」
全てを諦めたような顔つきの石幢と共に山小屋の前の少し開けた場所に出る。
「やるぞ」
「うん。」
「『ソロモンよ神の涙』」
「まっ待って‼︎」
「ゴコギガカ!(ゴミクズ私を置いていくな!)」
「「あっ」」
シューンポンッ