普段通りです。
「メグ~、おはよー」
「愛香、おはよー」
今日もいつもと変わらぬ日常がやって来た。
親友と挨拶を交わし地元の高校に通う。
両親はすでに他界したが、田舎っぽい所なのでアルバイトをすれば暮らしていける。
今の暮らしに不満はないが、どこか物足りなさを感じていた。
「今日の1時間目なんだっけ?」
「数学でしょ。毎週、時間割同じなんだからおぼえなよ。てか、宿題やったの?」
「え?宿題出てたっけ?」
「出てたよ、前やったとこの練習問題だったかな」
「うそっ、ホントに?」
「ホントだよ、嘘ついてもしょうがないじゃん」
「やってないよ~、メグ見せてー」
「昼ごはん」
「分かった、奢るから~」
「教室に着いたら、ノート渡すね」
「ありがとう、メグ。だーいすき」
親友の空町愛香は向かいに住んでる、今住んでる安いアパートを借りたときから仲良くしていて、あの子すごく運動神経がいいんだよね~。
でもよくアニメのキャラにもいるじゃん、スポーツ出切るけど勉強は苦手ってキャラ、そんな感じ。まあ、私はあんまり運動が得意じゃないから、うらやましいんだけど、勉強ならそこそこ出来るかな。
彼女の場合、興味がないだけだと思うんだけどね。
「じゃあ、急ごう!写す時間が欲しいし」
「大丈夫、そんなに量はないから」
「そうなの?なら歩いても間に合う?」
「大丈夫、大丈夫」
「メグが言うならいっか。
で、あの黒いの何?」
言いつつ、指をさす。
「え?黒いの」
そう言われ、見てみると確かに電柱からモヤモヤっとした物がうごめいてる。
次の瞬間、黒いのが迫ってきたかと思うと辺りが暗転した。
「ようやく一人目、いや、二人か」
男か女かよく分からない声が聞こえる。
「やっぱり基準が高すぎたかな~。
神の力が見えるものって、いたのが奇跡のレベルだからな~」
何言ってんだ、この人なのかな?神がどうとか言ってるし、もしかして神?
(それよりも愛香は?)
見渡すと、少し離れたところで倒れていた。
駆け寄り、揺すってみる。
「うぅ、メグ?」
「良かった、気がついた」
「ここどこ?」
「分からない」
そして、あの変なやつ?から声が掛けられた。
「気づいた見たいだね?ようこそ異世界に続く回廊へ、君たちは転生のチャンスを得ました」
「「はい?」」