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第七話 王様、渋々資金援助する!?

第7話 王様、渋々資金援助する!?


魔王城で、門前払いをくらった勇者は、急いで王様のいる城へともどってきていた。


行く時に散々迷ったおかげなのか、帰りはスムーズといっても過言ではないほどにあっさりと迷うことなく王様の城へと戻ってこれたのである。


王様の城の門まで辿りついた勇者は、門番に許可をもらい、王様の居場所を聞くとスタスタと城の中へと入っていった。




玉座の間にて、再び勇者と王様が向かい合っていた。なお、玉座の間へと向かう際、門番から教えてもらった真実を忘れていたかのように、地下に降りては、一階に登ってを繰り返した後、二階にある玉座の間へと向かったのである。


「勇者よ、何故戻ってきたのだ?もしかして、もう姫を救い出せたのか?」


王様は、早くも戻ってきた勇者を訝しんで尋ねた。


それに対し、勇者も答える。


「いいえ、まだです。流石にこんなに早くは無理です。実は、魔王城に行きましたら、なんかテーマパーク?だったみたいで、入場料がないと入れないとかで、俺今1Dも持ってないのです。それで、資金援助をして欲しいのです。それと武器と防具の装備も。」


「なに?テーマパーク?なにそれ?というか、入場料払わないと入れないとかなんなんのだそれは。強引に突破していくことはできんのかね?」


王様は、理解が追いつかないのか、ややパニックの状態に陥っている。


「無理ですね。どうやら強行突破ができない仕組みになっているようでして。ですので、入場料と装備の援助お願いします。」


勇者は、平然として答えた。


「しかたないワシのポケットマネーからだそうじゃないか。でいくら必要なのだ。装備については、資金を少し多めに出すからそれで買いなさい。」


王様は、仕方なしと言った感じで、値段を尋ねる。


「10000Dです。あと、武器は何か直接ほしいんですが?」


「な、なに?10000Dじゃと?高いじゃないか!うー、しかたない。1度出すと言ったからのう。出してやろうじゃないか!ほれ、10000Dじゃ。それと武器も欲しいじゃと?全く欲張りなやつじゃ。どうしても欲しいのか?」


王様から差し出された10000Dを受け取ると、勇者は答える。


「ええ、欲しいです。なにがなんでも。ついでに防具も・・・。」


「ええい、防具はお前の家にあるじゃろう。御先祖様が使っていた由緒ある防具が!それを使いなさい。武器に関しては、しかたない我が王家に伝わる伝説の剣をやるからそれを持っていきなさい。ちょっと待ってろよ。今とってくるからな。」


「えぇー、あんな古い防具やだよ・・・と言いたいところだが、これだけ援助してもらってるから渋々諦めるよ。伝説の剣ですか?わーい!ありがたき幸せ!」


王様は、勇者の述べた謝礼を聞くと渋々ながらも剣を取りに向かった。




王様は、戻ってくると何やら長い箱を持ってきていた。そして、勇者に声をかける。


「勇者よ、持ってきてやったぞ。我が秘宝を!さぁー、開けてみると良い!」


「ありがとうございます。では、さっそく・・・」


勇者は、王に礼を言うと、そのまま箱を一気に開けようとした。しかし、箱は、ぴくりとも開かない。再度、勇者は、箱を開ける・・・しかし、鍵がかかっているかのように全く開かない。


その現状を見て王は、ポツリと言葉をもらす。


「あっ、すまん。鍵渡すの忘れてたわ」


「最初っから渡せよ!」



勇者は、王から鍵を受け取るとそれを使い、鍵を開け、箱を開いた。


「こ、これは・・・」


中には、一目玩具の剣に見える剣が入っていた。


勇者が、ツッコミを入れようとした時、王が剣について説明を入れる。


「これは、我が王家に伝わる剣・・・光り輝く(アークセイバー)じゃ!この持ち手のボタンを押すと、刀身の部分が光り出すのじゃ!ちなみに、刀身の部分はかなり頑強に作られておっての、切れ味は一切ないが、打撃武器としては、非常に優秀じゃ!さぁー、持っていくが良い!!」


「剣なのに切れ味が一切ない、打撃武器とはこれいかに!?」


勇者は、思わず突っ込んだ。


「お前には、こいつの良さがわからんのか?これが伝統ある由緒正しい剣なのじゃ!殴られたらかなり痛いしのう」


「こんな伝統間違っている!!」


「ふむ、要らないというのならやらんぞ。もう何もな。」


「すみません。僕が間違っていました。よく見たらすごくかっこいい剣ですね。わーい、嬉しいゾ。」


勇者は、平謝りするとベタに剣を褒めだした。どうやら、必死なようである。


「ふむ、かなり胡散臭いがとりあえず、やろうではないか。あぁー、あとついでにその変で拾ってきた盾があるからこれもついでにやろう」


「えっ、まじですか?盾もくれるんすか?ありがとうございます。」


勇者が礼を述べると、王は後ろに隠していたのか、盾を渡した・・・なべの蓋を。


「って、これなべの蓋じゃないっすか。盾じゃないですよ?」


「何を言うか。これも伝統ある盾なのじゃ。周辺の獣たちと戦う時も皆これを持っておる。そんなに文句ばっか言うようならほんとになんもやらんぞ」


「わー、すみません。ほんとすみません。俺が悪かったんでそれは勘弁してください」


「わかったなら、それを、持っていくのじゃ。いいか、がんばってくるのじゃぞ?」


「わかりました。資金並びに武器と盾までご支援いただきありがとうございます。それでは、再び行ってまいります」



勇者は、王より光り輝く(アークセイバー)と盾(なべの蓋)を受け取り、礼を述べると再び魔王城へと向かっていったのである。

武器紹介的なもの


光り輝く(アークセイバー):某映画に出てくる剣のおもちゃな剣みたいなもの。ボタンを押すことによって刀身が光り出す。ただし、光り出すことにさほど意味は無い。しいて言うなら、臨場感を味わえる。また、刀身は恐ろしく頑丈であり、簡単に人ぐらないなら気絶させることもできる。獣も同様。打ちどころが悪ければ・・・。


また、一日遅れましたが、おそらくここからは一日おきの投稿になるかと思われます。

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