Damn
月が綺麗です。こんな日には夜中に奇声をあげて山のなかに入っていって、虎になりそうですね。
砦の私室にて、ベットに横たわり1日をまとめる。
博士の実験
異世界奴隷スタート
団体対人格闘戦
砦に入る
団長と狙撃
体感で30時間はあった。うん。きっと時差があるはずだ。
つまらない考察や解釈は明日へと先伸ばしし、以外とふかふかのベットで眠る。
翌朝は鐘の音で起きる。空が明るみ始めた頃だ。
もう一人の団員と顔を洗いにいく。
その後食堂に行き、朝食を作る。
奴隷隊用の施設だけあって、静かでいい。
騎士団のほかの人間はもっと別の場所にいる。
奴隷がいることが初めてだから、いままで使ってなかったエリアを用意したらしい。
今日は色々と足りないものを買い出しにいく予定。メンバーとか。
「準備はいいか?」
階下からラインハルトの声がする。
「出来ました」
「よしこい」
ここは奴隷だからといって差別するようなことは表面上ないらしい。
プライドの高い貴族相手だとそういうのが普通にあるそうだ。
しかし、実力がないものは基本的に差別されるという。
気をつけろよ、と副団長。
「買う数は?」
「奴隷50。足りなくても最低20は今日中に集める」
「了解」
なんでもこの辺りでまたドンパチ起きそうなんだと言う。
私たちが連れてこられたのもそこが関係しているそうだ。
「最低限は揃ったわね」
「足りますか?」
「あくまで奴隷は囮だからな。数がないと注目されない」
「そこは戦術と腕かな」
「要所を的確に攻めていければ少数の方が有効ですよ?」
もとより使い捨てだというのは言われなくとも理解している。
私も、彼女も。
そして手柄を立てて、切り捨てにくくするやり方を選択するところも同じ。
「したたかだな」
「使い捨てみたいな、効率が悪いのは嫌いなのです」
「で、20でいいのか?」
「いいですよ」
その後は20名の奴隷を迎えるべく、準備を進める。
生活雑貨なんかや食料品だ。
騎士団は料理人がいるが奴隷隊にはいない。
生活当番も決めないといけない。
課題は山積みだ。
夕方、馬車が来た。
20の奴隷を載せた馬車が停車する。
砦の門の前で寒いなか一人で待っていて思ったんだが、昨日もこんな感じ到着したんだろうか。
もう少し小綺麗だったよな?
炊事場はユーカに任せている。
御者が宅配便みたいにやってきて、サインをもっていった。
開かれる荷台。
おりてくる積み荷たち。
「奴隷隊へようこそ。歓迎しよう、盛大にな。私は奴隷隊副隊長のルクレールだ。話は聞いている。よろしく頼む」
では昨日着任したばかりの人間よる砦の案内が始まる。
「ここは浴室。で、あれは訓練所。あそこのエリアは騎士団主力がいる。で、..ここはどこだ?」
いくらなんでも、一度しか来たことがないエリアを案内するのは無理がある。
「別に迷ったんじゃないぞ。目的地ははっきりしている。ただ現在地が不明なだけだ」