現代の方はお忙しいので、転生というジャンルは素晴らしいと思うのです
紫式部です。
タイトル決定いたしました。
源氏物語〜帝候補から外されたので、貴族として好き放題恋をした結果、人生がめちゃくちゃになりました〜
――はい、こだわりのある『源氏物語』というタイトルを残しつつ、キャッチーな感じも取り入れたのですね。
あらすじはどうですか?
……上位の作品を拝見して思ったのですが、源氏物語は、そもそも読者の方に刺さらないのではないかと。
――と、言いますと?
読者の方は日々お忙しくされておいでです。朝から晩まで働き、税をとられ、家族と過ごす。
その少しの暇を縫って小説をお読みくださいます。
となると、癒されたり非日常を求めていらっしゃるのかなと紐解きました。
つまり、源氏物語には『どきどきわくわく』が、不足しているのでは、と。
――紫式部さんの作品は、静かに人の心や情景を掘り下げるものですものね。
はい、非日常という意味では、
●転生して光源氏になったので、晩年が淋しくならない程度にもてもて人生を送る(恋愛、ハーレム)
●転生したら光源氏でした。淋しい晩年はお断り! 俺を捨てた奴ら全員見返して、現代の知識を使って帝に返り咲く!(チート、改変、無双)
●紫の上に転生し、光源氏に溺愛されますが、浮気ばかりなので三行半を突きつけました(ざまぁ、異常愛、溺愛)
という明確なメッセージが必要なのではないかと……
――転生にこだわりますね
はい、転生という仕組みは素晴らしいですわ。
わらわは初めて知りましたが、転生すれば、自分の知らぬ世界や人生を経験することができるのですよ。
初めて考案なさった方に、足を向けては眠れませぬ。
――転生物にすると、源氏物語の内容丸ごとかわりそうですけど大丈夫ですか?
紫式部は黙り込んでしまった。
読者の方に読んでいただきたいという気持ちと、書きたいものが変わってしまう葛藤。
揺れ動く彼女が選択するものは――
(つづく)
源氏物語って、光源氏の死後も続きますが……
とりあえず光源氏が亡くなるまでで一区切りと考えても、衰えて亡くなりますし、結果的に彼の孤独は救われないという人の哀れを象徴するような題材ですよね。
となると、光源氏に転生しても、そのままだと辛い人生なわけで……やっぱり足掻きますよね。
みなさんは光源氏に転生したらどうしますか…?




