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第3話、剣の稽古と剣の心得

第3話です。

ラルク伯父さんの剣の稽古に不安もあるが同時にワクワクしている。

多分何かに打ち込んでいないと不安になるからだと思う。

俺が転生したからとか、異世界に来たからとかもあるだろうけどな。


「剣の稽古をする前に、アルス!」

「はい!」

「大丈夫な事を言って置くぞ?」


ラルク伯父さんが俺の目線に合わせてしゃがみ、真剣な表情と目と口調で話始める。

俺も真剣な表情と目で聞く。


「いいかアルス、剣っていうのはただ振り回せばいいオモチャじゃない」

「相手を場合によっては傷つけてしまう武器だという事を忘れるなよ?」

「はい」

「逆も同じだ、相手が武器を持っているなら自分がそれで怪我をしたり最悪死ぬ事もある」

「それを今からきちんと厳しく教えてやる」

「はい!」


真剣な表情と目でラルク伯父さんの話を聞く。


「それと3つ常に心に誓ってもらう事がある」

「1つ、心に常に剣を持て」

「2つ、決して驕るな」

「3つ、弱い人を守れ」

「分かったなアルス?」

「はい!」


普段とは違った真剣な表情と目と口調でそう話すラルク伯父さん。

それに対して俺は、真剣な表情と目としっかりした口調で返事を返す。


1つ目の心に剣を持つのは、決して諦めない文字通りの折れない剣になれって事だろう。

2つ目の決して驕らないのは、少し強くなったくらいや強い武器を持ったくらいで調子に乗らないようにって事だろう。

3つ目の弱い人を守るのは、戦う力のない人やか弱い人々を守る事とそういった人々を守れる強いヤツになれって事だろう。


「ではアルス、まずは基礎体力作りからだ」

「はい」


俺はラルク伯父さんから一通り以下のメニューをやるように言われた。

基礎体力作り

1、ランニングやウォーキング

村の周辺や近隣の森や川や山等に走ったり歩いたり等

2、筋力を鍛える

腕立て伏せや腹筋や背筋等の筋トレ

3、しっかり食べてよく休む

規則正しい生活と食事と睡眠をよく取る事


初めはラルク伯父さんに見てもらいながら、ランニングやウォーキング、筋トレ等のやった。

更に木刀をによる素振りもやった。

やり初めの頃は、筋肉痛や上手くいかなかった。

加えて俺は運動不足と体力もなかった上に、剣のセンスや才能もなかった。

少し剣技には期待していたので残念だった。

だがラルク伯父さんは根気強く厳しく、たまに優しく教えてくれた。


自宅に帰ると俺の優しい金髪美人マリアお母さんが出迎えてくれる。

最初の頃はランニング中やウォーキング中にしょっちゅう転んでいたので、切り傷や擦り傷がありマリアお母さんに心配されていた。

遊んでいる最中に怪我をしたと嘘を付いた。

ラルク伯父さんの剣の稽古での怪我と知れば、剣の稽古をやらせてくれなくなると考えたからである。


「まあ、まあ…遊び盛りだけど...怪我をしないように遊ぶのよアルス?」

「うん」

「さあ、こっちに来なさいお薬塗りましょうねアルス」

「はい母さま」

「……」


ライ父さんは何も言わなかったが、分かっている感じがした。

ソニア婆ちゃんにも心配されたが、遊んでいる最中に怪我をしたと嘘を付いたがすぐにバレたので

ラルク伯父さんの剣の稽古を付けてもらっていると話すと。


「アルスのやりたい事なら止めはしないよ」

「でも無理しない程度で頑張りなさい」

「うん」


ソニア婆ちゃんはそう言って俺を応援してくれた。

レーナ姉さんからも心配されたが、一人で遊んでいる最中に怪我したと嘘を言ったら、何とか誤魔化せた。


「そうなの?木登りとか?」

「そんな感じ」

「まあいいよ、おままごとしよう」


遊んでいる最中、筋肉痛や傷が痛かったが我慢した。

レーナ姉さんには心配させたくないし、ラルク伯父さんのせいで怪我したと思って欲しくないもんな。

その後も何回か怪我をしながら素振りと基礎体力作りの稽古が続いた。

もちろん木刀を使っての模擬戦もやった。

初めは当然ながら負けたし、叩きのめされた。

途中で嫌になりそうになったが、ラルク伯父さんは…


「アルス…5歳の子供のお前にやり過ぎだと思うだろうし、どうして伯父さんはこんなに厳しいんだろう?と考えているかもしれない…」

「……」

「半端に教えて、万が一お前が大怪我や死んだりしたら…ライやマリアに会わせる顔がない!」

「……」

「だから、お前がどうしても嫌な…」

「大丈夫だよラルク伯父さん!分かっているから、今まで通り厳しく教えて下さい!」

「アルス…分かった!」


ラルク伯父さんが俺に言いかけたタイミングで、すかさずに俺はラルク伯父さんに教えて欲しいと頼んだ。

子供にやり過ぎている自覚があるから、ラルク伯父さんも辛いのだろう。

でもここで辞めたら、俺自身が全てから逃げそうな気がしたのもあるが。

どうせならちゃんと学ぼうと思ったからだ。

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