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【プロットタイプ】上機嫌な色

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


謎な事が起こりすぎて、頭が宇宙猫です。

「や、皆さんもお仕事なさると思って」

「いや、皆が来るなら来なきゃと思って」

「何だよ〜。休めよ〜!! そしたら俺も休みにしたのに!!」

そんな女子同士の遊びの約束の様な会話の果て、一つの僥倖に恵まれた。


鏡花は何時もより遅く帰って来た。けれども口角は上を向いており、随分と上機嫌だった。この矛盾した状況に、俺は怪訝な顔する。

「明日お休みになった!!」

「そうか」

そんな簡単に『明日休みで』なんて決まる物だろうか……。そんな疑問を疑問を他所に、鏡花は俺の体に巻き付いて、頬を繰り寄せる。訳を聞くと周り皆が急遽休みを取る事にしたので、自分も休みを取れる事になったらしい。

まぁ此奴の体もかなり限界を迎えていたし、大人しくさせておくのも一つの――。

「瑠衣たんぎっちょり、休みでしょ? でも明日雨でしょ? 博物館にでも行く?」

「休めよ。疲れてんだろ」

昨日の『疲れた』発言からの今日。俺にマッサージを強請ったのは誰だったか。

眉間に皺が寄るのを感じながら、此奴の体を引き剥がす。しかし上機嫌の極みを迎えた此奴が黙って言うことを聞くはずもなく、ぐいぐいとじゃれ付いて来る。

その重さに耐え切れず、ペタンと尻餅を着いても、鏡花が大人しくなる事はなかった。

「えへへへへへ。別に瑠衣たんが良いながら、ずっと家で私の相手をしてくれてもいーよ。布団から出さないから」

「面倒臭い。親父臭い。良いから離れろ」

押し倒して、覆い被さって、漸く鏡花と目が合う。喜びの激動の中に、一種の焦燥が見え隠れしている。あぁそう言えばお前は今、盛りが付いてたんだったな。

対抗する事にも飽きて、大人しくすると、この間の夜の様に髪で俺を閉じ込める。其れから徐に顔を近付けると、黙って自分の唇を押し付けた。

変わり身の早さは元来の物。気まぐれに、気分によって、容易く形を変える。

「どうする? 明日の夜まで私の相手でもする?」

そこまでの体力、お前には無いだろ。大抵、途中で気が変わるか、疲れ果てて眠るだろ。だが今は嘘偽りなく、そんな気分何だろう。

「……好きにしろ」

「そう来なくちゃネ」

突然の僥倖が重なったので、頭が宇宙猫です。

好奇心は上手くいなさなくては。

そう思って今を生きてます。


鏡花は精神状態によっても容易く色を変えます。

人格をいなす為にも使いますが、差し支えが無い時には自分の感情表す為にも使います。

そして今は後者。甘える為に使ってます。


狂犬鏡花ちゃんだもんね。

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