表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子の戦聖女物語り  作者: ばななーど
16/25

アルメリア帝国学園初日

サーバリオン大陸統一から5年、セイラとルーナは大国ルセイル帝国は首都ラフィンにあるアルメリア帝国学園に入学する事になった。そして新しい人たちとの生活が始まった。

サーバリオン大陸統一から5年経過。アンブロシアは、ルーナ第一皇女を後継として相変わらず皇帝アンゼルが治めており、安定した政治がなされている。


 フランジアは、セイラ第二皇女が後に女王として治めるために独立・統治が進んでいた。アンブロシアは人材も潤沢でとても安定した国家として完成されているのだがフランジアは、発展途上にあり多くの問題が山積しており、人材も全く質も数も足りなかった。


 そんな中、12歳になった二人の皇女は、世界で最も大きなユーロポート大陸の中央に位置する大国ルセイル帝国は首都ラフィンにあるアルメリア帝国学園に入学する事になった。


 実際の入学年齢は15歳からなので今回二人は特待入学制度の試験を受けて合格しての入学である。


 二人の外見は、ルーナは腰まで伸ばした銀白の長髪に深い青と青灰のオッドアイの瞳、眼は母譲りの大きな吊り目で母にも負けない美人さんである。肢体も12歳としては胸も大きく腰のくびれもしっかりあり、既に女性としての魅力が垣間見られる。


 かたやセイラは父親譲りのゴールドブロンドの長髪に青とルビーの様な赤い瞳のオッドアイ、母よりもタレ目な大きな目で、ルーナと比べてややふっくらした印象の可愛らしい女の子である。


 二人は可愛らしくも美しく成長していた。


 学園では世界の有力者達と知り合い、関係を作る事が第一なのであるが、実際には楽しい学生生活を経験させたいと言うアンゼルの親心があったのだ。


 学園は全寮制で、学園内では許可が無い限り魔法の使用は禁止である。そしていよいよ学園生活が始まったのである。





 「ねね、ルーナ?まさか学校に通えるなんて思わなかったよね。」


 「そうね、たまには政治の話し抜きでお付き合いしたいよね。」


 校門から校舎まで二人で歩いている。


 今回特待制度で入学が許可されたのはこの二人のみであり話題の二人であった。最強の魔法大国アンブロシアの姫君であり、取り入りたい他国の有力者も多かった。


 そんな二人の前に二人の貴族の男性が話しかけてきたのである。


 「やぁ君たちがアンブロシアの双子姫かい?僕はルセイル帝国の第一王子エルネスだ、我が国の誇る学園にようこそ。」


 「ご挨拶恐れ入ります。こちらこそお世話になりますわ。」ルーナが対応する。


 エルネス王子は、容姿端麗で剣術・魔法・座学ともトップやレベルの秀才である。


 もう一人の男性は、かなりチャラチャラした雰囲気の割りに礼儀正しいイケメンでこちらも隣国の留学生である。


 「こんにちは、私はリデア王国第二王子のサーフィスです。お二人は僕らと一緒でSクラスみたいだよ。よろしくね。」


 この二人は学園の令嬢達に人気の二人なのである。一緒に居ると沢山の令嬢達が話しかけてくる。


 「こんな小さな子供が特待生だなんてお金でも積んだのかしら。まぁついてこれないかもしれないけど頑張って下さいな。」嫌味を言ってくる令嬢もいる。


 チャイムが鳴り最初の授業が始まるのだった。


 最初の授業は剣術である。


 「それでは、まず皆さんの親睦を兼ねてクラストーナメント戦を行いましょう。」


 担任の女性がルールを説明。各クラスごとの勝ち抜き戦が始まった。


 初戦はセイラと騎士団長の息子であるリッキー。普通であればどう見てもリッキーの勝ちである。


 「カン コン キッ シュイン」模擬刀の鈍い音が響く。


 セイラは余裕で剣を交えている。


 「おいおいリッキー本気出せよ!」ヤジがとぶがリッキーは思うように行かない。


 散々剣撃をいなされた後セイラは剣を下ろして立ち尽くす。


 「ガシッ」セイラの肩にリッキーの模擬刀が当たる。


 リッキーの勝ちである。


 「リッキーさんお強いですね。」セイラは肩を押さえながらニッコリと微笑みかけた。


 セイラはリッキーの立場を知っていてわざと負けたのだ。


 「いえ、殿下の腕前とお心遣いには感服いたいました。いずれまたお手合わせ願います。」それを知るリッキーは丁寧な態度でセイラに接した。


 それをみていたエルネスは、「これは、本物だ・・・」呟く。


 サーフィスは満足げに微笑む。「婚約者は決定だな・・・」呟くのだった。


 かたやルーナはと言うと怒っていた。


 「模擬戦とはいえアンブロシアの皇族が一回戦負けなんて恥を知りなさい!」セイラに説教している。


 試合は進み決勝はルーナとエルネスだ。


 今回ルーナは手加減するつもりはなかった。そして試合は一瞬で決まった。エルネスの模擬刀は真っ二つに切断され勝負はルーナの勝利だった。


 「・・・なぜ、私を抱きしめてるの?」


 エルネスは、模擬剣が切断される刹那、剣を捨てて飛び込んできたルーナの身体を捉えて抱きしめていたのだ。


 「君に決めた・・・僕のお嫁さんだ!」

いつもご閲覧ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ