ドナ鬼神国
セイラは、シェスター達の協力を得て順当にサーバリオン大陸を制圧、既にゴルドラ、シエラベールを制圧した。さらに7歳の時期にはローザ帝国をも制圧しているが、今だ大陸の制覇はなされていない。
それは一重にドナ鬼神国は、アンブロシアが得意とする魔法がほぼ使えないという特殊な地域だったからである。ついに最後の未制圧国であるドナ鬼神国に進行が検討されている。そして調査を目的にセイラとシェスターは踏み込むのであった。
セイラは、シェスター達の協力を得て順当にサーバリオン大陸を制圧、既にゴルドラ、シエラベールを制圧し、残る所ローザ帝国とドナ魔神国の2国のみである。
成果を挙げたセイラは一旦アンブロシアに帰って来ていた。
セイラは帰るなり、メルティアAIの部屋に飛び込んだ!
「メル母様!私シェスが好きなの。私に頂戴!」
「まぁ、帰ってくるなりはしたない。それなあに?」
セイラは目をキラキラさせてAIにかじりつく。「だって、シェスったら、私のお願い断って誰も貰い手なかった時は結婚するって言うんだよ!」
「おかしいなぁ、あなたシェスに嫌われるような事した?」
「そうじゃないの。シェスはメル母様を愛しているの!」
メルティアAIは真顔になって喋り始めた。
「そっか、私がここに居たら忘れられないものね。」
「ねぇ、母様とシェスの事教えてよ。」
「そうね、少しずつ話して行かなきゃね。貴女はそのために生まれてきたんだから・・・でも安心したわー。貴女がシェスを好きになってくれないと、シェスが可哀想だったから。」AIは、少し安心したように続ける。
「シェスの何処が良かったの?」
「とにかく強いしかっこいい!優しいし、いつも私のために動いてくれるの。でも・・・メル母様が一番なの。」
「うん、大丈夫。セイラ、貴女は必ず愛されます。心配せずに待っていなさい。」AIにたしなめられるのだった。
サーバリオン大陸のアンブロシア領は、かなりの発展を遂げて、豊かな国になっていた。
セイラは、もう9歳であるが聖女の祝福の効果を考えて、月の半分はフランジアで過ごしている。
既に7歳の時期にはローザ帝国をも制圧しているが、大陸の制覇はなされていない。
それは一重にドナ鬼神国は、魔法がほぼ使えないという特殊な地域だったからだ。
魔法に頼った戦争をするアンブロシアは、侵攻出来ずに手をこまねいていたのだ。
セイラはこの間、剣術を修めており、最近遂に双剣の使い手として最年少で剣聖の称号を受けている。
「セイラ?考え事ですか?」シェスターは声をかける。
「うん、そろそろドナを落とさないといけないね。一度偵察に行こうよ。また2人でさぁ」セイラは事あるごとにシェスターと一緒に出かけようとするのだ。
そして、遂に大陸制覇のため、最後の国であるドナに旅立つ。
ドナは魔法が使えない国という事で、過去戦った事のあるどの国とも違っている。
魔法が使えない原因もわからないためどの国も接触を避けて来た経緯があった。
今回調査をしに行くのも初めての事なのだ。
まずは国境沿いまで空間転移で移動し、そこからセイラとシェスターの二人は馬に乗ってドナの首都と思われる町を探して行く。
ドナに入ってから、明らかに魔法を司るマナが少なくなり、個人の持つ胎内のオドのみが魔素として残っている事がわかる。
魔法は胎内のオドがある限り一応使える様だが、大気のマナが少ない事だけが魔法が使えない理由ではないようだ。
他にも魔法の効果が100分の1程度まで少なくなっている原因が定かでは無い。
ドナの奥地に進むと更にこの傾向が強くなる。
中々町に着かないため、野営をする事になった。焚き火をしながらシェスターの膝枕で休むセイラ。
「シェス?マナが無いのはこの国に世界樹なんかのマナを供給する媒体が無いって言う事だよね。世界樹を植えれば良いって事?」
「いや、それだけでは無くて何か魔法が使えないようにする為の大規模な魔法陣や呪いが設置されているのかもしれないね。」
「私はまだ魔法使えるよ!オドの回復がすっごく遅いけど。」
「出来るだけ魔法は温存して行こう。」
「魔法が使えないととても不安・・・」
「大丈夫!私が護ります。心配しないで良いですよ。」
「ねぇ、シェスって打ち解けた時の喋り方ってさ、自分の事ボクって言うよね。」
「そうだね。そうかもしれない。」
「悔しいな・・・母様の前では“ボク”なんだよね。」寂しそうに呟く。
セイラも少しずつ大人になってきて、感じるところがあるのだ。
「まだ母様の事忘れられないんだよね。」
「大丈夫だよ、それでもセイラは僕の宝物なんだから・・・」
翌日には、最初の町に到着するのだった。
よろしくお願いします。




