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亜人会議

 俺とチドラが屋敷に戻って俺は皆が集まれるよう一階の中央部屋を綺麗に整える。あまりものはないが最低限綺麗にはしておかないとな。

 数分後に掃除を終えた後シュラ達ザオーガ組、ゴブゴブリンが2体、キスキル、ミワとヨトリ、チドラ、オルゴロスの順に俺の屋敷の中央部屋に入ってくる。


「あれ?キスキルは忙しいと聞いていたんだが」

「私のようはもう終わりました。後ゴブゴブリンの頭の2体も紹介しておかないとと思いまして」


 キスキルが連れてきたゴブゴブリンの2体のうち1体は筋肉もりもりで体が傷だらけの先日戦ったマガーに似たような体をしている。あ、髪の毛は生えてないし肌色は緑色だぞ?もう1体は顔は片目に眼帯をしており、片腕がなく体は上半身裸で背中にはすごい傷跡があった。


「えーと、眼帯をしている方がオメー・ゴブさんでゴブゴブリンの頭をしています。もう1人の筋肉もりもりのゴブゴブリンはジレット・ゴブさんです。オメーさんの補佐をしています」


 オメーとジレットは俺の前にまで来ると俺の前で頭を下げて


「挨拶が遅れて申し訳ない主人。ワシがゴブゴブリンをまとめる頭をしているオメー・ゴブと言います」

「補佐をしております。ジレット・ゴブです」


 オメーがあらためて名乗った後にジレットも俺に名乗る。


「うむ。俺はキナ・ドーマだ。よろしく頼む」


 俺もオメーとジレットに自己紹介した後オメーとジレットは俺から離れた床に座る。


「主人!俺達を集めた理由はなんだ!」


 昨日の敗北で気がたっているのかシュラは怒鳴る。


「ああ。お前たちを集めたのは他でもない。これからのことを相談しようと思ってな。まず俺の意見を言うからその後にお前たちの意見を聞かせてくれ」


 俺は部屋に集めた部下達に言うと皆黙ってまず俺の意見を聞く。


「先日帝国の騎士が幻の大地に侵入してきてな。そいつは殺したがそいつから良い情報を得てな。アザトス村の近くにエルフの隠れた集落があるらしい。俺はまずエルフを仲間にしようと思うのだがどうだろうか」


 俺は皆に聞くとシュラが手をあげ


「なんだシュラ」

「確かにエルフを仲間にするのは良いことだと思います。エルフは俺たちザオーガと同じく戦闘種族であり人を導く者族でもある。まぁ武術はからっきしだがその分他の武器の扱いや魔法の扱いにたけていますからな。ただ、ただですよ。その人間の情報を信じても良いのか?」


 なるほど。亜人の扱いのひどい人間の意見など信用できないか。こればっかりはわかるがだがなぁ。

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