帝国ルート メギス会談 2
「青のメギス。他に報告は？」
「私からは以上です。他にあるとすれば私は器を変えたのでしばらくはこの体を慣らすために部屋に篭ろうと思ってますわ」
ヒウアは風のメギスに報告すると風のメギスは
「許可しよう。では土のメギス、雷のメギス。貴様らは帝国で自らの器探し、そして他の四龍を探すのです。わかりましたか？」
雷のメギス、土のメギスは首を立てに振ると風のメギスもメギスの間から出て行く。
風のメギスが出て行くと土のメギスはイラつきながら
「ちっ！せっかく使えそうな弟子だったのにあっさり殺しやがってあのクソガキめ！」
「仕方ねえだろ。先代の風のメギスは俺とお前の恩人に当たるんだからよ。あの嬢ちゃんの命令に従うのは当たり前さ。あの若さで俺たちよりも魔法の強さ、魔力もはるかに上。少々こだわりが強いのを除いてな。しかし、青の。お前が手を出さないのは珍しかったな」
雷のメギスはヒウアに言うとヒウアは
「言ったでしょ。私はまだこの器に完全に慣れていないの。それに赤のメギスが本当に炎龍を捉えたというなら私も水龍の捕獲を急がなくちゃいけないわ。でなければやつがメギスをぎゅうじることになりそうだからね。ジジイに使われるなんてごめんだわ」
「ふ。それは確かに同意見だ。であればだな」
雷のメギスも席から立ちあがり
「どこに行くの。雷のメギス」
「ふ。俺はシソンタウンに向かう。何やら動きがありそうだからな。こういうときは何気に俺の間は当たるんだよ」
雷のメギスはヒウアに言った後ヒウアの前から瞬時に消える。
「流石は雷のメギス。移動の速度がまるで見えないわね。それで、土のメギス。あんたはどうするの？」
「我は風のメギスの言う通り、地龍と地龍のことを探させた空間の厄災を探す。部屋に篭り気配を辿ってな」
土のメギスはヒウアに言うとゆっくりとメギスの間から出ていき、最後にヒウアだけが残る。
「私は器を慣らすためにしばらく部屋籠りね。ヨトリのやつにもたどられないようにしないと。あの四騎士には負けて私らの情報を吐こうとすれば死ぬ魔法をやつを送りつける前にかけておいたし抜かりはないはず。私も部屋に戻ろうかしらね」
ヒウアも自らの部屋へと戻り、ウォルトの体を慣らすために自室に籠ることになった。
このメギス会談が終わったのはちょうどマガーがキナ達に情報を吐こうとしたタイミングであった。
ここで一旦帝国ルートは終わりです
次からはまた主人公目線からはじまります
