帝国ルート ヒウアの報告
「では報告をお願いします。青のメギス」
少女はヒウアに言うとヒウアは立ち上がり
「では報告させてもらうわ。まずアザトス村のけんだけど。私の弟子と破門した弟子を向かわせていたのだけどある男の率いる亜人とある男にやられたわ。私の破門した弟子、ヨトリというのだけれど彼女は器としては問題はあったけど実力的に言えばここのアラクスウ6世を守る騎士、帝国四騎士の1番弱いやつくらいには匹敵するのだけどザオーガの鬼人にやられたわ。あれは6年前に仕留めた奴らの生き残りね。空間に閉じ込めてもう死んだと思っていたのだけれど」
「ふむ。たしかにザオーガに関しては死亡確認の報告が来ていますね。報告者は確か」
土のメギスは「こいつだ」と言って隣に立っていた体が全身色黒のチャラそうな男を少女の前につきだす。
「そ、そんな!ガルド様!俺はちゃんと確認しました!空間の中にザオーガの生き残りはいませんでした!」
少女はメギスの席から立ち、色黒チャラ男に近づくと
「君は土のメギスの弟子の、名はなんというのかな?」
「お、俺は、コズミ・メイギスです」
「そうか。ではコズミくん。君は鬼人の死体があることは確認したのかな?」
「い、いえ。お、俺が、命じられたのは空間に閉じ込められたザオーガの鬼人がどうしているかの確認だったの、で」
コズミ・メイギスと名乗った色黒男を少女は風魔法で首をはねとばす。
「え?」
「お話になりませんね。死体の確認もせずに我々に報告など。土のメギス。次からはちゃんとしたものを派遣しなさい」
「は、は!す、すいません!あなたの仰せのままに!風のメギス!」
土のメギスは風のメギスの前で頭を下げて詫びた後、自らの弟子の死体処理をする。
土のメギスは死体の処理を終えると土のメギスの席に戻り、震えながら座る。
「土のメギス。別に私はあなたをいじめたいわけではありません。ただ報告を正確にして欲しいのです。わかりますか?」
「は、はい!もちろんです!ザオーガのことについては本当に申し訳ありませんでした!」
土のメギスはまた風のメギスに頭を下げると風のメギスは
「それではザオーガについてはわかりました。空間に閉じ込めたものは全て生きていると思えば良いでしょう。亜人は個人の欲であまり動いたりはしませんから。種族での結束力が強いはずです。青のメギス。次をお願いします」
風のメギスがヒウアに言うとヒウアは次の報告にうつった。




