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マガー・ラガー

「さて。まずは帝国の目的を教えてもらおうか」

「帝国の目的?今のところは亜人の排除、もとい奴隷化だな。アクラスウ6世様はそう言っていた。メギスの奴らにふきこまれたのかもしれないがな」


 メギスの奴らにふきこまれた?このいい方、まさかこいつら四騎士とメギス達は仲が悪いのか?


「お前らはメギスとは仲が悪いのか?」

「メギスと仲が悪い?は!当たり前だ。他の3人はしらねぇが俺様はあの胡散臭い5人は嫌いだね!しかも青のメギスは姿がババアから小さい女の子に変わってやがった!もう君が悪くて仕方ねぇよあいつらは」

「メギスと仲が悪いならメギスの情報を教えてくれないか?」


 俺がマガーに聞くとマガーは


「いいぜ。奴らがどうなろうと俺様には関係ないからな。さてどれか、ら」


 マガーがメギスについての情報を吐こうとした瞬間にマガーは口から血を吹き出す。


「ぐべぇ!が、は、あ。はぁはぁ」

「お、おい!どうした!今簡単な治療を!ミワほどじゃないが俺もお前のその状態を治すくらいなら!」

「はぁはぁ。い、いい。それより、やつ、らについて、教えて、おく。ぐべぇ!」


 マガーは血を吐きながら俺に言う。これは、こいつの言うとおりにした方がいいのか?


「もとより負ければこうなることはわかっていた。いかにお前たちが俺様を生かそうともメギスのやつが俺様を転移させた時点で俺様を捨てたということ、だからな。ごふ!」

「もういい!しゃべるな!こんな理不尽な死に方嫌だろ!利用されるだけされて死ぬなんて!」


 俺はマガーに言うとマガーは気迫の迫った顔で


「け!俺様がどう死のうかお前にはかんけえねぇ!俺様の死に場所、死に方は俺様が決める!だから、喋れるうちに、しゃべらねぇと、な。ごふ」


 マガーが言うと俺はマガーの覚悟を受け取りマガーの言葉通りにしようとマガーの最後の言葉を聞く。俺が聞く態勢になるとマガーは笑い


「そ、うだ。それで、いい。まず、メギス、だが、5人いる、ことくらいしかわからん。属性のエキスパートの魔法使い、だとしか。ただ武術、にも、たけているらしい、から、気をつけ、ろ。まぁ、あの姉ちゃん、みてぇなやつ、がいれば問題ないと、思うが」


 笑いながらマガーは言うと、俺は「そうだな」ととりあえず頷く。


「俺、様から、教え、られんの、は。お前、ドーマ、家の、奴なんだ、ろ?」

「そうだがそれがどうした?」

「お前の、兄は、帝国の、中では、上位、貴族、だ。お前、兄貴、が、いるんだ、ろ?メギスが、報告してきたから、お前は、また狙われ、るかもしれない、ぞ」

「構わん。俺の生活を脅かすやつは誰であろうとかえりうちか殺すのみだ」


 俺がマガーに言うとマガーは血を吹きながら笑う。

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