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ヨトリの目的

「・・・見苦しいところをみせたわね」


「ごほん」と一息した後にヨトリは俺に言う。本当に見苦しいというよりうざかったな。ヨトリ。まぁ、子供みたいで多少は可愛く感じたが。俺がにやけているとミワが俺に近づいてきて


「兄様?何をにやけているのかしら?もしかしてヨトリに惚れたの?」


 ミワが俺の胸ぐらを掴みながらいうとヨトリがなぜかドン引き顔で


「ごめんなさい。私あなたみたいな人は好きになれません。私はもっと話足しのことを理解してくれる人が好きですし、それにあなたみたいな超人のような人は好きじゃありませんごめんなさい」


 ・・・超人とかいうなよ。これでもいいことばかりなんだぞ?まぁ迫害とか大変な目にはあったりするが自分でなんとかしようとすればなんとかできるしな。それにチドラみたいなやつも従えれるし。俺みたいな優良ぶっけんなかなかないぞ?

 ミワはヨトリの目を見てマジで嫌そうな顔だったのかその顔を確認した後俺の胸ぐらを掴んでいた手を離す。


「それに私には男なんていらない。ウォルトさえいてくれればそれでいい」


 ヨトリは村長の部屋から出ようとする。


「まて。どこに行くつもりだ」

「ウォルトを、ヒウアを殺してウォルトのことをどうにかするの。あなた達には世話になったわ。だからこそ私はあなたに情報を与えた。これで貸し借りはなし。私は行くわ」


 1人で行こうとするヨトリの手を握って俺はとめる。


「1人で行くのか?」

「ええ。何?邪魔するなら恩人でもやるわよ?」


 ヨトリは距離をとって構えると俺は


「待て。止める気はない。ただ一緒に、俺たちといかないか?俺もメギスには借りがあるからな」


 俺がヨトリに言うとヨトリは


「いいの?私は帝国側の女だったのよ?裏切るかもしれないわよ?」

「お前今しがたたくさん情報をくれたというのに裏切るかもとかいうのか?変わったやつだな」

「う、そ、それは恩義なんだから当たり前でしょー!あげあしとらないでよ!」


 またぽかぽかとヨトリは俺の体を殴る。はぁ。うざいわぁ。でも可愛いわ。

「はぁはぁ」と軽き息を荒げながらヨトリはまた「ごほん」と一息ついた後に


「私は別にメギスはどうでもいいわ。ウォルトをとりかえすこと。それだけが私の目的。それにあなた達亜人といるんでしょ?なら私のことは尚更嫌じゃないの?」


 ヨトリはシュラの顔を見ながら言い、シュラは


「別にお前ならかまわねぇよ。お前は亜人差別しなさそうだからな。まぁそれを決めるのはみんなだがな」


 シュラはヨトリに言った後に俺に言った。

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