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化物男

「な、にを。メイギス卿」

「今から我が魔力を貴様の心臓に流し込み強くしてあげよう。そして私のために働いてくれたまえ」

「ふ、ざける、な!わしを、誰と心、える!わしは、上位、貴族!」

「そんなことはどうでもいい」


 ヒウアは男の体に魔力を注いだのか男の体はみるみる変化していく。


「ウ、ガァ、ヤメ、ロ」

「無駄よ。もう遅いわ。さぁ私のために働いてしになさい」

「く、そ、ガァァァァァ」


 男は体が大きく膨らみ腕がよっつ生え、体は紫色の化物へと姿を変える。


「それでは私はひかせてもらうよ。そこの男。貴様の名を教えなさい!」

「俺の名はキナ・ドーマ。よく覚えておきな」


 俺はヒウアに言うとヒウアは


「そうか。貴様はドーマの弟か。赤のメギスから殺したと聞いていたんだがね。まぁいいわ。覚えておくわキナ・ドーマ!」


 ヒウアはそれだけいい残すと俺たちの前に化け物を残して転移魔法で俺たちの前から消えた。


「主人。こうなった以上、我も参加させてもらう」

「ああ。構わない。さっさと終わらせてこの人間だったやつを楽にしてあげよう」


 俺は化物に向けて火の魔法、ファイア・ランスを投げつけチドラは化物男に接近し、顔面にまで登っていくと顔面を数発殴る。


「ギィィィィ」

「オラオラオラァ!」


 チドラは何発も顔面を殴り続ける。


「ギィィィィ!」


 化け物男は背中に生えた腕でチドラを潰しにかかるがチドラはその腕を殴り飛ばす。


「ウ、ギィィィィ!」

「ギィィィィしか言えないのか!お前は!」


 チドラはもう一発顔面にパンチをくらわせると化け物男は


「ナンデ!ナンデ!ワシガコンナ、メニィィィィ!ワシハムラヲ、アザトスムラヲカンリスルダケトイワレタノニ、コンナ!コンナ!」

「お前は可哀想だとは思うがそんな姿に変えられては救いようがない。せめて楽にいかせてやる」


 急に喋り出した化物男に対しチドラが言うと化物男は


「イ、イヤダァァァァァァ!マダ!マダワシハヤリタイコトガタクサン!タクサンアルンジャァァァァ!ワシハ!ワシハ!」


 化物男は叫びながらもチドラに殴りかかり火魔法で支援する俺のことは無視しながら目の前にいるチドラだけを攻撃する。


「火に耐性があるのかあまり俺の魔法が効かないな」

「主人。こいつは我1人で充分です。主人は先ほどの戦いの疲れがあるはずですからおやすみを」


 チドラは俺に言うとまた化物男に殴りかかった。

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