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シュラVSヨトリ 2

「鬼剣・炎斬!」


 シュラは鬼剣に炎をまとわせヨトリに斬りかかるがヨトリはシュラの攻撃を避けてシュラの足にきりきずいれる。


「うぐっ」

「あんた強いのか弱いのか分からないけど倒しておくに越したことはないわね。私とウォルトの邪魔をする奴は誰であろうと許さない。邪魔者は斬る!」


 ヨトリはシュラにアクア・ブレイドを振りかぶった瞬間シュラは笑い


「油断したな。鬼術・炎弾!」

「何!」


 シュラは近距離にいたヨトリに小さな炎の玉をヨトリに何発もぶつける。


「うぐっ!し、しまった!」


 ヨトリは後方に下がって自分に水魔法を使ってシュラがあてた炎弾の傷を防ぐ。


「ほう。器用なことをするもんだ。人間にしてはなかなか」

「うぐっ。あんたこそ。私に足を少し斬られているのになんでもなさそうな顔しているわね」

「俺は人間の体と違ってそんなやわではないんだ。お前は確かに強い。だが俺には敵わん」


 シュラは鬼剣を向けてヨトリに言うとヨトリは「は?」と言った後


「私に一発魔法を当てた程度で舐めたこと言うじゃない。アクア・カノン!」


 ヨトリは水魔法、アクア・カノンをシュラに放つがシュラは


「鬼術・炎盾!」


 シュラは巨大な炎の壁でヨトリの水魔法を無効化する。


「な、なんで、なんで貫通しないのよ!私は!私は強い、のよ!でなければ私は」

「お前は強いことは認める。だがそれが人間の限界、でもある。人それぞれではあるがな。だが貴様は人間のなかでもマシな方だと思うぞ。なんせ俺にダメージを与えて本気の攻撃を、そして全力の炎盾をつかわせたのだから」


 シュラの手を見るとなぜか焦げ跡がついていた。


「シュラ、お前その手」

「ふ。奴の魔法が強すぎて鬼術に力を入れすぎました。おかげで手が焦げて痛いぜ。まだ戦えるがな!」


 シュラは鬼剣でヨトリに斬りかかり、ヨトリはアクア・ブレイドで応戦する。


「無駄だ。死にたくなければ避けろ人間」

「何を言って」


 ヨトリのアクア・ブレイドはシュラの鬼剣の熱により蒸発し溶けた後ヨトリの片腕にかする。


「うぐっ」

「すごいじゃないか。今の咄嗟の判断だろ。なかなかやるなやはりお前は」

「な、めないでよ。私は、Bランクのトップなんだか、ら。本当なら、A、ランクの試験も受けられる、んだから」


 ヨトリは肩で息をしながらシュラに言った。


「主人。こいつどうする?斬ればいいか?」


 俺はシュラに聞かれ、「生かせ」と命令を出した。

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