修練場へ
次の日の朝俺は起きると隣の地べたでミワが添い寝していた。
「お、おわぁ!」
びっくりして俺は飛び起きるとミワが
「ふわぁー。おはようございます兄様」
「お、おはようじゃないよ!俺の部屋布団もないのに!痛くなかったか?床で枕もなしで寝て」
「そうですね。私は野宿で木によしかかりながら寝るよりは全然よかったですよ」
「・・・いつから俺の部屋に?」
俺はミワに聞くとミワは「え」と驚いて
「私は昨日ちゃんといくと言いましたよ兄様。兄様が先に寝ていたので寝顔を堪能させてもらいましたけどね。うふふ。可愛いかったです」
きゃっきゃっ言いながら言うミワ。なんか妹に素で寝顔見られるのって恥ずかしいな。
「それじゃあ兄様。私は部屋に戻って荷物を置いてきますので」
「あ、ああ。昨日おかなかったのか?」
「?。置いてきましたよ。ほかにもあるんですよ!」
ミワは俺の部屋から出ていき俺もまぁ、そこまで荷物はないがとりあえず手持ちを軽くして部屋から出た。
屋敷から出ると屋敷の前でチドラとオルゴロスが待っていた。
「主人。おはようございます」
「おはようチドラ、オルゴロス」
俺は2人に挨拶するとチドラが
「今日はどうする主人?幻の大地を徘徊してキスキルから話を聞くのか、それともアザトス村に行くのか。我とオルゴロスは主人についていきます」
俺がチドラと話している間にミワも屋敷から出てきて俺は
「そう、だな。キスキルから話を聞くか」
俺は3人を連れて屋敷にいたラガーオークに
「すまない。キスキルはどこかな?」
「キスキルですか?キスキルなら市場にいらっしゃると思いますが」
「市場か。わかった。ありがとう」
俺はキスキルを探して市場に向かう。
数分かけて歩いて市場に着くとキスキルは店の人と話をしていた。
「キスキル」
「あ、キナ様。おはようございます。何ようでしょうか?」
「いや、何用って昨日話をすると」
「すいませんキナ様。私は今予定がありますからまた夜に来ていただけると」
「・・・そうか、わかった」
俺はキスキルから離れようとキスキルは
「あ、キナ様。シュラ様がお呼びでしたよ。修練場にいると思うのでよっていってくださいね」
修練場?言われてもわからんのだが
「修練場には私が案内します主人。私の空間魔法。ゲートでここから修練場へいけますので」
オルゴロスが空間魔法を使い修練場?につなげたのか空間魔法の先にゴブゴブリん達が修練しているのが見えた。
・・・簡単に言うがこれすごい魔法なのでは?




