キナの屋敷
「ミーカンについての良さはわかった。それで果物はそれだけか?」
「はい。どれも亜人の集落や森ではとれないものばかりなのでとてもいい感じですよ!」
キスキルは喜びながら俺に言う。
「今日はもう遅いから寝るわ。明日また報告を頼む。呼びつけて悪かったな」
「いえいえ。たまに帰って来てくださるなら私は怒りませんから。3日に一回は帰っできてほしいですねー」
棒読みでキスキルは言うと俺は
「はぁ。わかったわかった。とりあえず3日に1回は帰るように善処はするよ。ところで俺の家とかは」
「あ、できてますよ。案内しますね。ミワ様の部屋もできていますよ」
キスキルはミワに言うとミワは
「気が効くじゃないキスキル。でもなんで私と兄様は同じ部屋じゃないの?」
「え?それはプライベートもありますし何より兄妹の前に男と女じゃないですか」
キスキルはミワに言うとミワはキスキルを殴ろうとしたが
「いや、これは筋違いね。そうね。私は兄様とは違う部屋でも私が泊まりにいけばいいだけじゃない」
「そ、それで、いいと思いますよ!では案内をしますね!」
俺とミワはキスキルに続き、チドラとオルゴロスとは一旦別れてキスキルについていくと市場の奥にお偉いさんが住む屋敷のようなものがあると思えばそこが俺用に作られた屋敷だった。
「・・・なぁ。やりすぎでは?」
「そんな!こんなのまだ小さい方ですよ!もっとおおきくする予定なのでこの屋敷の2階の部屋にプレートが挟んでありキナ様、ミワ様の部屋がありますからそこで今日はお休みください。では私は公務に戻ります」
キスキルは屋敷の俺たちの部屋がどこにあるのかだけを説明し、自らの公務に戻る。俺とミワはとりあえず屋敷に入り2階に上がって自分の名前が書いてある部屋のプレートを探し、数分かけて見つける。俺の部屋は右端でその隣はミワだった。
「兄様。じゃまた明日。今日はお疲れ様でした。今日泊まりに行きますからね!」
「あ、ああ。気長に待ってるよ」
俺はミワに言うとミワは部屋に入り俺も自分の部屋に入る。部屋の中には何もなかった。あえてもう一度言おう。何もなかった!
「まぁ帰ってきたのは急だし仕方あるまいか」
とりあえずは家具を揃えないとだな。幻の大地の市場にはまだあるかわからんし外に出て村で買ってきて他の奴らにつくらせようか。なんにせよとりあえずは転がるか
「考えるのは明日にしよう。そうしよう」
俺は地べたに転がると今日は疲れるようなことはしてないないのに気づけば眠っていた。




