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破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


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アザトス村 現状

「メイギスとは一度やったことがある。そいつは誰かに追われたりしているのか?」


 俺はマーズに聞くとマーズは首を横に振り


「いや右腕として帝国から来た現村長の補佐をしているよ。むしろあのメイギスというやつが邪魔だな。いらぬことをザトスの野郎に吹き込んでやがる」


 マーズは唇を噛み締めながらいう。俺の予想だがそれは多分地下拠点にいる冒険者のことだろう。


「だいたい予想はつくかもしれませんけど地下拠点で匿っている冒険者はもともとは地上のギルドで活躍していた者たちです。みな命からがらこの拠点にまで逃げて来ました」

「逃げて来た?なぜだ?立ち向かえばいいではないか」


 俺がいうとマーズは厳しい顔で


「はっきり言ってアザトス村にいる冒険者は弱い。ほとんどがCランク冒険者でBランクは数人しかいない」

「Bランクが数人?それはやばすぎじゃないのか?」

「はっきり言ってしまえばやばいです。本当はAランク冒険者はいたんですけどはむかった見せしめとしてメイギスに殺されました」


 メイギスがやはり問題か。バーカスとかなら恐らくだけどなんとなかるとは思う。だがシュラの言う話ではもっと強い奴もいるだろうとは予想していたが


「Aランクの方がやられてからBランクの冒険者の方々はメイギスを恐れ逃げました。そしてバーカスたちによるアザトス村の冒険者狩りが始まったんです。今地上にあるギルドは形だけでギルドの冒険者としているのは10歳以下くらいの子供です」

「10歳以下の子供しかいないだと。それでクエストはこなせるのか?」

「いえ。あまりよくない状況ですね。しかしクエストを受けなければバーカス達が受けてギルドにいる子供達をクエストに連れて行きます。先日もそれで4人ほどゴマゴリラに殺されてしまいました」

「それはなんともよくない状態だな」

「そうです。だから私達と共にザトス討伐を、この村を救ってください。私にできることなら何でもします。この村の未来のために!」


 マーズは椅子から降りて俺の前で土下座する。ふ。村長は柄じゃないとか言っていたくせにこんな地下拠点をつくったり、この村の未来を考えたり、やることが村長っぽいことじゃないか。どうせバーカスとガースは多分チドラがやっただろうからこの村のためにもやるか。


「わかった。この村を救うために協力する。だから頭を上げてくれマーズ」


 俺がマーズに言うとマーズは顔を上げて「ありがとう」と言った。

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