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アザトス地下拠点

 ギルドで報告を終え受付嬢との話し合いが終わる頃にはちょうど夜で俺たちはマーズと約束した村の入り口にまた向かう。

 村の入り口に着くとマーズが待っており


「来たか旅人さん。黙って俺について来てくれ」


 マーズは俺たち4人を確認した後俺にいい、俺たち4人はマーズの後について行く。


「実はこの村では俺が率いる反乱組織、ぞくに言うレジスタンスだな。この村は今アドス・ザトスが村長をしているんだがそいつがひどくてね。いくら俺が村長は柄じゃないと言ってもやはり村長が悪けりゃそいつは変えなけりゃいけない。そうだろ?」

「そうだな。その意見には賛成だな。それで用は俺に何を言いたいんだ?」


 俺がマーズに聞くとマーズはギルドから少し離れた家でとまり


「まぁ話はここに入ってからだ。あまり聞かれたくはない話だからな」


 俺たち4人を家に招き入れると家の中に物はいっさいないただの部屋だった。


「なんだこの不気味な家は」

「ふふ。私たちにも拠点はあるよ。ただこの家の地下にね。こうすれば開くよ」


 マーズは部屋のだいたい中心にまで入り地面をコンコンコンと3回ノックすると地面に穴が開く。


「おー。これはすごい。魔法か?」

「いや。ただの仕掛けだよ。ザトスの手下どもにバレないようにね。さっき渡してくれたバーカスも地下に運んである」


 マーズは空いた穴に入って行き俺たちもマーズの後に続く。マーズに続いて部屋に空いた穴に潜って数分後、地下の広い空洞を見つけそこに入る。するとそこには何人もの冒険者がおりアザトス村で言えばギルドくらいの大きさの空洞だった。


「ようこそ。私達アザトス村の地下拠点へ」


 地下拠点。なぜそんなものをつくったんだろう?対するなら地上にでもつくれば


「地上に拠点をつくればいいかもしれないと考えているがそれじゃダメなんだ。この地下にいる冒険者は地上に出られない」

「出られない?何でだ?陽の光を浴びたりでもしたら死ぬのか?」


 俺が冗談まじりに言うとマーズは


「正確に言えば地上には出られるが出たところでザトスの側近に殺される。ザトスの側近は化け物なんだ」


 側近?なんだそいつは?バーカスみたいな雑魚ではないのか?


「バーカスなんて比べものにならない化物だよ。本当に人間かと思うくらいにね。まずは説明をしなければな。私の部屋に案内しよう」


 マーズは地下拠点から少し歩いて自分の部屋にまで俺たちを案内する。

 マーズの部屋に入るとマーズの部屋は中央にでかい机がありでかい机を中心に左右に横幅が3人ずつくらい座れる椅子が置いてあった。


「そこに座ってくれ。旅人さん」


 俺たちはマーズに言われて空いている椅子に座った。

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