ギルドのルール
俺が一匹、オルゴロスが空間魔法で体と首を切断させて一匹、最後にチドラがゴマゴリラの首を蹴って首だけ飛ばして一匹。数分でゴマゴリラ討伐をクリアし、アザトス村に帰って真っ先にギルドに向かう。
ギルドに入ると受付嬢が驚きながら
「こ、これはキナ様。どうなされましたか?クエストキャンセルでしょうか?」
「いや終わったから報告に来たんだよ。ゴマゴリラ討伐」
俺は受付嬢に言うと受付嬢は驚いた顔で
「ほ、本当ですか?た、確かにキナ様達のパーティであればゴマゴリラ1匹くらいならすぐに終わると思いますが流石に3匹は」
俺は受付嬢の前にゴマゴリラの首3匹分を渡すと受付嬢はまた驚いた顔で俺が渡したゴマゴリラの顔を見て
「た、たしかにこれは死んで間もない感じのゴマゴリラの顔ですね・・・。驚きです。まさか半日で済ませてしまうとは。バーカスを倒したのにも驚きましたが。もう驚きすぎです私」
はっきしいってバーカスは弱すぎたんだがな。
「ところでゴマゴリラの体はどうしましたか?」
「え?ゴ、ゴリラの体の方は」
やばい。体はどうなってもいいと思ってオルゴロスに頼んで幻の大地におくらせたんだが
「ゴマゴリラの遺体なら我々で処理しました。ダメでしたかな?」
チドラは俺の前にギルド受付嬢に言うと
「あ、そうなんですか。いや討伐されたらギルドから回収班が派遣されるんですよ。こちらでも素材は欲しいですから」
「ならば最初から俺たちに運ばせれば良くないか?」
「昔は運んでくださるのが普通だったのですが帝国のお偉い様のせいでギルドのルールは変わってしまい、素材回収はギルドの回収班と定められているのです。まぁ今回それを言わなかったのには理由があるんですが」
ぷぷっと笑いながら受付嬢は俺たちにいう。何だ?何がおかしくて笑ってるんだ?この人は
「あ、すいません。いやいやキナ様達に対して笑ったわけではありませんよ。実は回収班ら大剣のバーカスと双剣のガースという2人なんですがバーカスはミワ様とチドラ様が倒してくれましたからざまぁと思い笑ったのです」
ざまぁって。そんなに憎まれていたのか。
「私的に言えば厳しくはしませんので処理してくださったのならそれで構いません」
「いいのか?あんたは何かされないのか?」
チドラは受付嬢に聞くと受付嬢は
「このギルドはほぼ形だけのようなものですから。ルールなど必ず生きてかえってくる。それだけで構いませんから」
受付嬢は決めゼリフ風に俺たち言った。




