大剣のバーカス
「来ました。あの方は最近帝国から送られてきた使者、現村長の護衛の1人、大剣のバーカスです。彼の冒険者ランクはBランク。アザトス村の冒険者でBランクの方はいませんから奴にでかい顔されているんです」
ギルドの受付嬢は俺たち4人に言う。そうするとチドラがバーカスのもとまで歩いていき
「ようお前さん。強いらしいがどうだ?我の相手をしてくれんか?」
チドラは胸をぶるんと振るわせながら言うと
「おーう。こんな可愛い姉ちゃんこの村にいたのかよ。マジに俺様のタイプだぜぇ。いいぜぇ。もし俺様が勝てば俺様の言うことをなんでも聞けよ」
「いいぜ。だが我が勝てばお前さんはギルドの受付嬢に手を出さす村のために尽くせ。いいな?」
「おー構わん構わん」と余裕そうにバーカスはチドラに言い
「それじゃぁどこでやる?村の外か?」
「ここで構わんよぉ。お前みたいな女ごときが俺様にかなわねぇんだからなぁ!」
バーカスはチドラに殴りかかるとチドラはバーカスの攻撃を避け、バーカスの首をチョップさせてバーカスを気絶させる。バーカスを気絶させた後チドラは俺たちのもとにまで来て
「主人。なんですかあのゴミみたいな弱さの人間。あれがBランク冒険者?とやらなんですか?」
チドラ。少しはものを考えて行動して欲しいものだが・・・まぁいいか。どうせこいつがこの程度の男なら何もできないだろうからな。
「こん、の。クソアマァ。なめた、まね、しゃがってぇ」
フラフラと立ち上がるバーカス。ほぉ。立ち直りははやいんだな。
「なんだ?まだやるのか?正直我はさっきのお前の殴り方で大体実力はよめたんだが?」
「馬鹿を、ぬかせ!一発、くらいで、俺様の実力、がしれた?だと?ふざけるのもたいがいにしろ、や!」
バーカスは背中の大剣を抜くとチドラに向かって斬りかかるが俺たちをまきこむように斬りかかる。やばい!ミワが危ない!
俺はミワを守ろうとするがオルゴロスが
「大丈夫です主人。この程度私が防ぎます」
オルゴロスは空間魔法でバーカスの持つ大剣の自分に当たりそうな部分だけをきりとりどこかへ飛ばす。
「な!ばかな!」
「馬鹿はお前だ。親切心で一撃で気絶させてやったというのに我にまた向かってくるなどと」
チドラはバーカスの腕を地属性魔法、ロックハンドで殴り右腕と左腕の骨を粉々にする。
「ぐ、あ、ああ、あぁ」
「お前さんはどうせこのギルドにいても役には立たなさそうだだから」
「待てチドラ!トドメは刺すな!」
俺はチドラがバーカスにトドメを刺す前にチドラに言った。




