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破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


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アザトス村 2

「あ、すいません愚痴ばかり。名前も名乗らずに失礼でしたね。俺の名はマーズ・アザトスです。前の村長の息子です」

「前の村長?アザトスって名乗ってるならお前は次期村長、いや現村長じゃないのか?」


 俺がマーズに聞くとマーズは首を横に振りながら


「俺はまぁ村長なんてガラじゃないですから。俺はみんなの意見を聞いてそれを村長に言い、村を改革していく。そんな立ち位置くらいがちょうどいいんです」

「お前の今の立ち位置はその位置なのか?」

「いえいえ。俺はこんな案内人程度の立ち位置ですよ今は。もし旅の方がよければ今日の夜村の入り口に来てくれませんかね?」


 マーズが俺の耳もとでいうと俺はこれを聞かれるとマーズはやばいんじゃないかとは思ったがマーズは


「安心してください。このくらい聞かれても構いませんから。それではまた夜に!」


 マーズはそれだけ言うと村の入り口に戻り俺たち4人はギルドの中に入った。

 ギルドに入るとギルドの中には冒険者の子供が数人と受付嬢しかいなかった。こんなにギルドは広いのになぜだ?まさかみんなクエストにでも行っているのか?

 俺はギルドの受付嬢に冒険者登録するために話しかける。


「あのー。すいません」

「はーい。なんのごようですか?」

「冒険者登録したいのですが」

「ぼ、冒険者登録、ですか?ほ、本当に?冷やかしとかじゃないんですか?」


 受付嬢は俺に言うが冷やかしで冒険者登録する奴なんているのか?


「最近のアザトス村に来る冒険者の方はみんなクエストを受けないでただ酒場に飲みに来るだけみたいな感じなんですよ。それは個人の自由なので構いませんが冒険者の方なら是非ともクエストを受けて村のために尽くしてほしいと思う私ですが」


 めっちゃ愚痴ってくる受付嬢。相当溜まってるんだなぁ。


「あんな子供がちゃんとギルドにクエストを受けに来て私たちの評価はぎり赤字を免れているんですよ」

「このギルド豪華だから相当儲かっていると思ったが違うのか?」

「そりゃ違いますよ。足りない分は村人からお金を搾りとっているんですよ。だからこのギルドだけ見栄えがいいんです。私の服だってギルドの受付嬢だから綺麗な服着させられてますけど普段着はぼろぼろですから」


 ため息をつきながら受付嬢の人は言うとギルドの入り口から勢いよくドアが開き


「おーい受付嬢ども!俺様が来てやったぞ!相手をしろ!がーはっはっは!」


 背中に大剣を装備した男が高らかに笑いながらギルドに入ってきた。

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