赤い鬼 2
「ごばぁ!」
シュラは俺が殴った後かなり吹き飛んである程度吹き飛ぶと地面に倒れピクピクと痙攣していた。ありゃ?や、やりすぎたかな?80%でこんくらいとは。まじでやってたら死んでいたか?
数分後にフラフラとシュラは立ち上がると
「ふ、ふふふ。人間。貴様、強いな。この俺にこんな顔がへこむくらいの傷をくれたやつは久々だぜ」
「そうか。ならもっと殴ってお前の顔面の形を変えてやるよ」
俺はシュラに殴りかかるとシュラは持っていた剣で俺の腕を切り落とそうとする。腕を切り落とすか。まぁいい手段だな。だが!
俺は腕を土属性魔法ストーンアームで腕に石の防具を纏ってシュラの攻撃を防ぐ。
「ふ、ふふ。こんな石の腕くらいなら簡単に飛ばせるぜ」
シュラの剣は光だす。これは、なんだ?
「鬼剣・爆破斬!」
シュラが叫ぶとストーンアームの触れている剣の先端が爆発し、俺のストーンアームは爆散する。お、いてて!石ころがめっちゃ飛んでくる!
「驚いたか人間。貴様らは魔法なるものを使うらしいが俺達ザオーガは魔法には頼らん。この技術たる鬼剣と鬼術さえあればな!」
シュラは俺から誰か距離を取ると手の先端から火の玉を出して
「鬼術・火炎玉!」
火の玉を俺に向けて放つ。俺はシュラが放った火の玉を水の魔法で無効化する。
「な。ばかな!俺の火炎玉が人間の魔法如きに!」
「俺をそこらの人間と一緒にするな。後なぜそんなに人間をしたにみる?」
「は!貴様らが俺たちにしたことを忘れたのか!ザオーガは貴様ら人間に傭兵として戦の手助けをしたというのに貴様らは俺たちザオーガの最高戦力がいない間に里に奇襲し俺たち以外のザオーガを皆殺しにしたじゃないか」
は?皆殺し?それはやりすぎだろ。
「だから俺たちザオーガの生き残り5人が貴様ら人間を殺す。特に帝国の奴らは全員皆殺しだ!」
帝国?帝国とかいう国がザオーガを5人以外皆殺しにしたのか?なぜだ?
「逆になぜお前たちを生かしたのかその帝国とやらの考えが俺にはわからん」
「そんなもん俺も知るかよ。俺たちザオーガは戦闘種族。人間どもは俺たちにいつか自分たちが支配されるんじゃないかとでも思ったからそうしたんじゃないか?人間の考えは俺には分からんがな!」
シュラは今度は指の先に小さな火の玉を出現させ
「鬼術・小火炎!」
威力が弱めの火炎玉?を連発で俺に当ててきた。




