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繁栄する幻の大地

「兄様に親指立てないデ?ワカルカナ?」

「あ、あい。わかりました。すいませんでした。だから、胸、を胸を離してくだされー」


 ミ、ミワさんマジ怖いっす。カタコトなのがさらに恐怖を表してます。

 俺はミワに多少恐怖を覚えながらチドラはそこから大人しくなり俺たちはラガーオークの集落の近くで野宿した。

 次の日俺たちはラガーオークの集落に行くとそこには全ての家を取り壊してラガーオーク達が待っていた。


「地龍アースラ様。我々ラガーオーク。この場にいる皆が貴方の言う住みやすい土地に移住しまする」

「いいのだな?それで」


 ラガーオークの長らしき者がチドラの前に平伏していい、チドラはラガーオーク達に最後の確認をとる。


「構いませぬ。生贄になった同胞達もきっとこの判断を許してくれまする。それに我らを救って下さったキナ様にもお礼をせねばなりませぬし」

「いやいや。俺はなんもしてないし。原因はを食い殺したのはアースラだから」


 俺はチドラに言うとチドラは


「何を言いますか主人。主人がいなければ我は囚われたままだったでしょう。原因を殺せたのは主人が私を救って下さったからですよ」


 チドラが俺に言うとラガーオーク達はあらためて俺の前で頭を下げ


「これからよろしくお願いします。キナ様」


 ラガーオーク達を連れ俺、チドラ、ミワは地龍の祠へ向かい、幻の大地へとラガーオーク達を招き入れた。


「ようこそ。ラガーオーク達。キナ様の所有する幻の大地へ」


 幻の大地に入ってラガーオーク達にチドラはいう。たしかに今は俺が所有しているだったがもとはお前のものだぞ?


「ここが住みやすい土地、ですか。たしかに自然は溢れていますが木などの材木とかはありませぬね」


 ラガーオークの長が言うとチドラは俺に


「主人、地面に触れ木を想像して魔力を込めてみてくだされ」


 俺はチドラに言われた通りこの世界に転生する前の世界の木を想像し、地面に触れて魔力を込める。そうすると地面がゴゴゴと音を立てた後に地面から木が数本生えてくる。


「こ、これは!こんなことが!」

「これこそが幻の大地の住み心地の良さを確定する幻の大地の能力。幻の大地は想像し、魔力さえ込めればいかような木を生やすことが可能だ。しかし魔力量にみあわなければ魔力を込めた本人は死んでしまう」

「な、なるほど。これが地龍アースラ様がキナ様にお仕えする理由なのですね」


 ラガーオークの長が言うとチドラは「それもある」とチドラは答えた。

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