ベルガルフじい
「あいつはさっき攻撃したやつの相手をしてもらうとして僕はどうしようかなー。じいーは誰がいい？」
少年ベルガルフはずーっと黙っているおじさん言うとおじさんは
「・・・白い、鬼の亜人」
じいさんはホワッツを指差して言うとホワッツは
「ふおっふおっ。ご指名がはいりましたからな。わしがあの人間のご老体を相手にしてきますですじゃ」
ホワッツが鬼剣を抜いて黙っているじいさんに斬りかかるとじいさんも腰にかけていた剣を抜いて受け止める。鬼剣で何度も斬りつけるホワッツに対し黙っているじいさんは全部剣でガードし、ホワッツを斬れそうなタイミングできりかかったりしていた。ホワッツと互角とはなかなかやるな。
「お主なかなかやるのう」
「・・・亜人風情がよくやるほう。褒めてやる」
「なかなかいうやつじゃのう。それじゃ少し本気をだしてやろうかの！」
ホワッツは先ほどよりスピードをあげ素早く斬りかかるとおじさんはホワッツの動きに合わせて全部剣で受けとめる。
「ほう。ワシの動きに合わせるか人間。流石と褒めてやろうかのう」
「・・・別に。この程度普通」
「そうか。ならどこまでついてこれるかためしてやろうかの」
ホワッツはさらに剣の攻撃の速度を上げていき、じいさんはだんだんとホワッツの攻撃にあわせられずに少しずつダメージを受けていく。
「うぐ、」
「そらそらどうした若いの！もっとスピードをあげても良いのじゃぞ？もしかしてこの程度なのかのう？マムラがこの村のものは強いと聞いたから多少は楽しみにしていたんだがのう。この程度で終わるならがっかりじゃのう」
「こ、の。化け物、め」
「化け物とは失礼じゃのう。じゃが人間ごときではわしをそうとしか表現できんのかのう」
ホワッツはじいさんと呼ばれる男を斬りまくっていると少年ベルガルフが
「おいおい。ベルガルフじい。何手を抜いてるんだよ」
ん？手を抜いている？あんな苦戦しているのはフリだと言うことか？
「少年ベルガルフ。それはどういう意味」
俺が少年ベルガルフに聞くとホワッツの右肩が軽く斬られる。
「ほう」
「・・・少年。言ってはだめではないか。わしが楽しめなくなる」
ホワッツは次に右腕を軽く斬られて驚く。驚くのも当然。避けたはずなのに斬撃が右腕を傷つけていたからだ。
「これはこれは。久しぶりに血がたぎりそうじゃ。主人。こやつ相手に加減はできんから巻き添えをくらわないようにしてくれよのう！」
ホワッツはベルガルフじいに斬りかかった。
