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破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


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ジュナへの想い

 マムラをやる気にさせた後俺の話を承諾してくれてマルもマゴウ村についてきてくれることになった。

 後はもう1人、2人っきりで話さないといけない人がいる。

 俺は先ほども話していた1人の女性を探す。


「ジュナー。どこにいるんだ!」


 俺はジゴウ村でジュナの名前を叫びながら歩いているとジュナは俺のところにまで走ってきて


「ちょ!叫ばないでよ!恥ずかしいじゃない!」

「ご、ごめん。それよりジュナ。この後、いや今からでも話したいことがあるんだがシソンタウンの外ではなさないか?」

「い、今からか。わ、わかったわ。それじゃ行きましょ」


 俺はジュナの前に出て集落を通ってシソンタウンから出る。集落を通った時、ジュナは


「ここで私も戦っていればジョーは死なずにすんだのかな」

「ジョーが死んだことを知っているのか?」


 俺はシソンタウンから出る道中でジュナに聞くとジュナは首を立てにふる。


「キナについてくる前にアルフレのところに行ったら彼女が珍しく弱気になりながら言っていたわ。それほど応えたんでしょうね。ジョーの死は」


 それはそうだ。ジョーも転生者。しかも転生して幼少の頃からずっと一緒だったらしいからな。無理もない。


「ジュナが気にすることじゃない。集落にいなかった俺も悪いんだ。俺がテゴウ村でオズと会ったさいにオズをちゃんとしとめておけばよかったんだ。だからジュナは気にしなくていいんだ」

「・・・そう言ってくれるのは嬉しいけど。でもやっぱり考えてしまうわ。ジョーはテゴウ村を攻めた際の傷はまだ完治していなかったから、ミワでも時間をかけて治すしかないと言っていたくらいだから」


 ミワでもだと。そこまでやつの、ビーナのあの姿の攻撃はやばかったのか!?


「過ぎたことを考えても後悔しか残らない。だから俺たちはジョーのような犠牲者を出さないためにもマゴウ村の奴らは完全に倒してメギスは殺さないとだめだ。メギスはこの世界の害悪でしかないからな」


 俺はジュナに言うとジュナも頷く。シソンタウンから出るとジュナは


「それで話って何?私もやっぱり連れて行ってくれるの?」


 ジュナは俺に言うが俺はジュナを連れていく気はない。俺は、俺は。多分この気を逃せば一生言えないかもしれない。明日の戦いは俺が100%勝てるとも限らないし死ぬ確率もある。だから


「ジュナと2人きりで話したいことはもっと大事なことだよ」


 俺がジュナに真顔で言うとジュナはかなりもじもじと体をくねらせて照れていた。

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