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地龍の祠へ

 俺とミワは集落の近くの森で魔法の訓練を独学でみっちり行う。

 俺はかなり魔法が上達したなと思う。火魔法、水魔法、風魔法は他の人と比べて見なけりゃわからんがそこそこ強いと思う。雷と土魔法はそこそこだが土魔法はそこそこ面白レベルで自信がある。みるといい!この


「あなぼこ!」


 森の地面に穴をぼこぼこあげるとミワが


「すごい兄様!地面が穴だらけ!すごいすごい!」


 めっちゃ褒めてくれた。いやぁ。癒しよな。ミワの存在は。


「3日間経ったことだし、集落に戻るかミワ」

「あーい。兄様!」


 ミワは俺に抱きついてから言う。ちなみに転移していかないのは俺以外のものと誰かを転移させようとすると危ないとキスキルが俺たちより先に帰る前に言っていたからである。キスキルはあの後先に集落に戻っていた。


「おーいキスキル。帰った・・・ぞ?」


 俺が集落に戻るとそこにはあったはずのキスキルの家がなくなっていた。

 俺は近くにいたラガーオークに


「おい!キスキルの家がなんでないんだ!」

「なんだ?キスキルといた人間か?キスキルのやつならもう地龍様の祠へ向かったぞ。地龍様の生贄になった同族は他に身内がいない場合家をかいたいし他の同族の繁栄のために使えそうな部品を使うのだ。だからキスキルはもうここにいない。奴を追いたいなら俺たちは何も言わん。祠なら東の入り口から出て真っ直ぐに進めばつくぞ」


 集落の入り口からは東か。俺たちが森に行っていた場所から来たのは南入り口だから東から出ればまだ間に合うはず!


「さんきゅー!それじゃ行くぞミワ。走るけど大丈夫か?」

「大丈夫です兄様!地獄の果てまでおともします!」


 頼もしいけど少し怖いぞ可愛い妹よ!だが嬉しいからなんとも言えない!

 俺とミワは地龍の祠へと急いだ。




 地龍の祠に向かって集落から出て走って向かっても30分近くかかった。まぁなんとなくだけど・・・。


「ここが地龍の祠か。とりあえずは行くか。ミワ」


 大丈夫。この日のために魔法の修行はしたんだ。たった3日だが。物理に関しても魔法で身体能力を強化すれば。元々身体能力は半端ない気するけどな!


「兄様!大丈夫!兄様なら地龍でもなんでも簡単に倒せるわ!だから行きましょ!」


 可愛い妹の言葉を聞いて俺はさらに自信がつき意気揚々と地龍の祠に入った。

 地龍の祠に入り出迎えたのは地龍ではなく俺と同じの人間だった。

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