目的不明の男
「な、お前は誰だ」
「名を名乗るほどのものではありません。私は私の仕事をするだけです」
村人の首をはねた男を俺は見ると男は次々と村人の首をはねていく。
くそ!すばしっこくてやつだけをとらえることができない!
「私はあなたさまをやれとの命令はうけていません。それに私はあなたさまをやれよほどの実力は持ち合わせてはおりませんので迅速にやらせていただきます」
やつはすばしっこいからとらえることはできない、だが標的が村人なら
「おい!生きている奴ら!みんな俺の後ろに来い!」
俺は生きている村人全員に叫ぶが村人達はパニック状態でまともに俺の話を聞こうとせず自分が生き残ろうと他の村人を盾にしたりして無理やり集落へ逃げ込んでいた。
ちくしょう。敵が厄介だからまとまってほしいっていうのによ!
俺はファイア・ボールですばしっこく動く男を狙い撃って攻撃するが案の定素早すぎて当たらない。
「ちょこざいな!」
「私は素早さに関してだけ自信がありますから。そんな遅い火の玉では私には当たりません」
ならば女神さまの加護で使えそうなものは・・・行動をよめるものはないはずだし頭をよめるものも。ならばやっぱり魔法ではなく肉弾戦だな。
俺は男に一気に近づくと男は驚き
「な、なんですと。なぜ私のスピードに」
「俺をあまり舐めないでもらいたい。守ろうとする奴らが勝手をするなら俺も好きにやらせてもらうというわけさ」
俺は男に対し鬼剣を抜き鬼剣で攻撃するが男はさばくか避けるかだけで一切攻撃はしてこない。
「これでは私が主人から受けた命令が果たせませんが致し方ありませんか。5人ほど以外は殺しましたし主人なら許してくださるでしょう」
「まて。逃げるような雰囲気を出しているが俺がこのままお前を逃すと思うか?」
「私が逃げきれないのであればここで自決するのみ。あなたには勝てませんから。ですが」
男は俺にナイフを何本も投げながら
「できる限りの抵抗はさせていただきますしにげきれないならにげきれなかっただけです」
「そうか。無用な殺しはこのまんが自決する覚悟でいるというのであれば殺すしかあるまいか」
俺は素早く逃げようとする男の投げるナイフをはじきながら男に近づき、男はナイフがなくなったのか逃げられないと思ったのかはわからないが動きをとめ
「どうやら私の勝ちみたいです。この距離ならあなたは私を捕まえられません。私はここで死にます。さようなら」
自ら首を切り落とし自殺した。奴のしたいことはよくわからなかったが村人を多く殺されたのはいたかった。




