オズ 暗躍
「それじゃあ俺も帰るからお前も大人しく帰ることだなオズ」
「あんさんに言われんでもあっしはあっしのすきにしますわ。命令しんといてくれます?」
俺はオズに帰るよう促すとオズは舌打ちしながら俺に言う。
俺はとりあえず後ろを向いてオズを置いて集落に向かった。
「ちっ。クソでっしゃなあ」
オズはキナが去った後にまた舌打ちし
「こんなはずじゃなかったんやけどなぁ。村人もうちらが手に入れて金をまけあげたろうかと思ったんやけどなぁ。せやけどキナとやるのは馬鹿のやることやしなぁ。正直疑似の龍の鱗をえたビーナの腕を一撃で破壊するほどやしなぁ。やばすぎやろ」
オズは一人でぶつぶつぼやいているとオズの背後から
「オズ様。およびでしょうか」
「きはりましたかクロカゲはん。あんさんに仕事を頼みたいんや。かまへんか」
「なんなりと。私はオズ様の命令であればなんでもいたします」
クロカゲはオズに言うとオズは
「はっは。たのもしぃやっちゃ。それならこの村の村人全員殺しつきてや」
「承知しました」
クロカゲはそれだけ言ってオズの背後から消えるとオズは1人笑いながら
「あっしは村人は譲るとはいいやしたが命までは保証するとは言ってまへん。さぁ。どこまで頑張れるかみせてもらいまひょか。キナはん」
オズは笑いながらアゴウ村へと戻っていく。
俺はテゴウ村、集落の前の入り口に戻るとそこには壁にもたれかかるチドラもいた。
「チドラ!」
「あ、主人。不甲斐ないとこを見せたな。加勢に行けなくて、すまない」
「かまわんさ。それだけ敵が強かったということだろ。どうだ?久々に本気を出した気分は」
「ふ。主人には、隠し事は、できんようだな。そうだな。最高に、いい気分では、あるが、同族を殺したのは、気分はよくはないな」
チドラは軽く笑いながらいう。まぁ余裕そうだからこいつの心配は必要ないな。問題はジョーか。
「ヨトリ。ジョーの様子は?」
「大丈夫よ。私は集落にもどるからはやくあんたもチドラ連れてきなさいよ」
ヨトリは先にジョーを連れて集落のに戻り俺もチドラをとりあえず集落の入り口で放置し、テゴウ村の村人達をまずは集落へと案内する。
「おい。村人の数が少ないがこれだけなのか?」
「は、はい。先ほどのシスタス殿と色黒の姉さんが戦っているのにまきこまれて半数くらいは死んでしまったので」
チドラめ。やりすぎだろ・・・。まぁそれだけ加減が出来なかったということか
俺は事情説明してくれた村人を集落に案内しようとした瞬間村人の首ははねられていた。




