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破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


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ジュナとミワ再会

「なんなんだあの女は。家の前にも人間で固めたようななんと言えばわからんがあの女を運ぶような形でまとめられていたが」


 俺はジュナとアルフレに言うとアルフレがまず


「ビーナ・マゴウはそういう女です。使えない人間はああして道具にして使うようなクソな女なんです」


 アルフレが言った後にジュナが


「あいつは帝国でも話題になっていたのよ。このシソンタウンができる前からあの女はやばいとね。人を道具としか思わない。自分の美的感覚で嫌いな人間には容赦なく痛めつけ、更に自分からぶつかってもさっきのキナのように自分が悪いのではなく自分の進行方向にお前がいるから悪いなどと相当やばい女なの。だけど今の帝国は奴のヤバさを理解して奴を生かしてる。うまく言えば利用しているという感じね。あんな感じでも一応強いは強いらしいから」


 強い、のか?あんな派手な格好で?動きにくそうな着物でいたくせにか?


「ビーナは魔法のスペシャリスト。火魔法の扱いが帝国ではSランク冒険者並みの実力があるの。だからあちらから挑んでくるというなら先に始末するのもいいと思います。なんせここにはキナに地龍様がいるんですから」


 ジュナは俺と外で待つチドラのことをいうと家の中にいたミワが


「兄様。さっきからしゃべっているこの女は誰?なんだか懐かしい雰囲気はあるけど思い出せない?感じのような」

「それは私も同意見よ。って兄様?キナあんたまさかミワちゃんが死んだからって妹似のこを拾って言わせてるの?兄様って」


 ジュナが軽くドン引き風にいうが勝手に話を進めないでほしい。俺はそんなにいたい人間じゃないよ。


「違うよジュナ。この子はミワだよ。れっきとした俺の妹」

「え?え?え?嘘ついてるの?ミワちゃんも死んだって報告を受けて」


 ジュナが慌てながらいうとミワが


「は?死んでませんけど。兄様が生きているのに私が先に死ぬわけないじゃない。・・・ジュナ?」


 俺がジュナに説明している時ジュナという名前を出すとミワが


「ま、まさか。ジュナ姉なの?」

「あなた、ミワちゃん?」


 2人して互いに見つめ合いこくりと首を縦に振って頷くと


「ま、まさかここでジュナ姉に会うと思わなかったわ。兄様から帝国に行ったとしか聞いてなかったから」

「それはこちらのセリフよ。私もミワちゃんまで生きているなんて聞いてなかったから。いやでも生きていてよかったわ」


 ジュナはミワに抱きつくと2人して涙を流しあい、それを見てアルフレが俺に


「感動の再会ですか?」

「そうだな。感動とは言えるかはわからないが再会だな」


 俺も2人を見てよかったなと感じていた。

 

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