ジュナが集落に来た理由
「キナ。私はここの集落のアルフレという方から加勢してほしいという手紙をギルド本部からもらっで私の信用できる手下を連れてきたの」
俺がジュナを抱きしめて数分後にジュナが集落にきた理由を話す。
なるほど。アルフレのやつめ。冒険者を募ったなら言ってくれればよかったのに。
「アルフレさんも驚いていたわ。私達が来たことをね。いつもは要請しても来ないのに今回は要請するとすぐにきたから」
なんだそれだから俺たちには言わなかったのか。応援を要請するだけ無駄だったということ知っているからこそ期待せずにいたのかな?
「今までのことは私が冒険者を代表して謝ったわ。今の帝国は昔よりひどくてね。5年前からすごく変わってしまったの。そのせいで帝国はほぼメギスのいいなり。帝王であるアクラスウ6世様も存命かもわからない状態。だからこそこのシソンタウンから問題を解決することにしたわ。このシソンタウンはメギス達によって作られた街、いやもう国と呼べるほど大きくなってしまっているがね」
ジュナは俺たちにいうと俺は
「ジュナ。俺は何があってもお前を味方するからな。お前は変わっていないと思うから今回俺はお前の指示に従おう。チドラもどうだ?」
「そうだな。我も主人に賛成だ。帝国の情勢についてはジュナ・ガームの方が詳しいだろうからな」
俺とチドラはジュナの指示に従うと約束するとまずは集落に戻ろうとするが
「見つけたぞ。帝国の恥晒しめ」
全身を黒い鎧で包み込んだ人が斧を両手に持って俺たちの方へと歩いてくる。
「お前は、黒のジン!」
ジュナが黒い鎧の人に向かって叫ぶと黒い鎧の男は
「そうだ。俺こそ黒のジンだ。Sランク冒険者の格付けでは7位くらいだな」
ジンが名乗るとジュナは下唇を噛み締めながら
「ジン!貴様ほどの武人がなぜそちら側にいる!誰からの命令だ!」
「誰からの命令?なぜ俺が貴様にそれを教えなければならん。裏切り者の貴様はここで俺が断罪する。潔く死ね」
ジンは一気に加速しジュナの近くにまで接近すると斧を振るい、俺はジュナを突き飛ばしてジュナを庇う。
「キナ!」
「ふん。馬鹿な奴め。大人しく見ていれば死なずに済んだものを」
ふん。余裕ぶりやがって。そういうのはよ
「倒してから言いやがれこのたこ!」
俺はジンの攻撃を避けた後に、ジンの手を鬼剣で斬り落としジンの手はポトリと地面に落ちた。




