テゴウ村より〜
俺が次の日目を覚ますと俺の隣では当たり前のようにミワが寝ていた。
「すぅー。すぅー。すうー」
ふ。やはりミワの寝顔は可愛いな。いや寝顔以外も最高なんだがな。
「いつまで寝てるのよキナ。もう昼よ、って。またか」
ヨトリが俺の家の前のドアを開けていう。またかといのはおそらくミワが隣で寝ていることを言っているのだろうな。
「早く支度してアルフレの家にきなさい。アルフレから話があるらしいから。それじゃ私は伝えたわよ」
ヨトリが家のドアを勢いよくしめて去っていくと、ドアの勢いよくぶっかった音でミワは起きる。
「ふわぁー。兄様おはよう」
「おはようミワ。支度したらアルフレの場所に行くから自分の家に帰って着替えてきなさい」
俺はミワに言うと「はーい」と言ってミワは俺の家から出て行く。
俺も支度をしてからミワを連れアルフレの家に向かい、数分でアルフレの家に着く。
「アルフレ。俺だ。キナだ」
「キナ殿にミワ殿ですか。お疲れ様です。お入り下さい」
俺とミワがアルフレの家の前で言うとジョーが出てきてジョーに案内されアルフレの家にはいる。
「おはようございますキナ。昨日はとてもお疲れ様でした」
「おはようアルフレ。いやなんてことはない。俺はよくああいう場面に遭遇するからな。気にすることはない」
「そう言ってくださると助かります。話というのはこれです」
アルフレは1枚の紙を俺に手渡し、紙に書かれていたことを俺は読む。
これはテゴウ村からか。えーと。降伏しなければあなた方の集落を攻め落とします。ですがアルフレ・イアを差し出せば集落の人は丁重に扱いましょう。我が美に誓って。
「内容は読んでいただいた通りだと思いますが先日返りうち?というより逃げたアドンがおそらくビーナを決起させたのでしょうか数日後に壁を破壊して攻めてくるようなんです。私を差し出せば集落の人間は丁重に扱うと紙に書かれていますが。あの女は自分以外の人間は物としか考えていません。元テゴウ村出身の人が情報をくれましたから」
アルフレが俺にいうと俺は
「それで?俺に何をして欲しいんだ」
「はい。これは頼みなんですが私達と協力してビーナを倒して欲しいのです。他の村のには帝国からの冒険者が揃っていて腕利きの奴らが多いのです。テゴウ村も例外ではありません。ですからキナ達に協力を要請したいのですが」
「ああ。いいよ。それで?俺はどうすればいい?あ、ミワはここにいろよ。怪我人の治療とかを優先してくれ。いつ攻めてくるかわからないならいつ怪我人が出てもおかしくないからな」
俺はミワに言うとミワは「えー」とだるそうに返事をした。




