アルフレとの話
「お疲れ様。2人とも」
アルフレは俺とジョーに言うとジョーは「もったいなきお言葉」とアルフレの前で膝をつき、俺は
「俺は何もしていない。戦ったのはジョーとチドラだけだ。特にお疲れというわけでもない」
「そうですか。ですがジョーが何かあった時あなたがカバーしてくれたと思うのでその点についてお礼は言っておきます」
ん?なんで俺がジョーのカバー。傷を治したことを知っているんだ?
「それよりアルフレに聞きたいことがある」
俺はジョーの傷を治した件よりベルガルフ・マゴウの最後に行っていた言葉が気になるのでアルフレに聞くことにする。
「なんでしょう?私に答えられることならなんでもお答えしますよ」
「じゃさっきチドラがマゴウ村の長、ベルガルフ・マゴウをやったんだが奴は死ぬ前に気になることを言っていてな。ベルガルフと名乗るものは1人ではないと最後に言いかけていた気がするんだが」
「・・・そのことですが私もあまりわかっていないのです。マゴウ村だけがあまり詳しくわかっておらず調べようとする前に先のような襲撃があるのです。今回ベルガルフという人物を殺したのは初めてですので複数人ベルガルフがいるかもしれないと聞かれると私にもわかりません。大した情報を与えられず申し訳ない」
アルフレは俺に頭を下げる。
「いやいいさ。それなら情報がわかっている村から手をつけていこう。正直マゴウ村の奴らは不気味だ」
「そう、ですね。キナ。この後少し時間はありますか?」
アルフレは俺に聞くと俺は
「ん?あるにはあるがどうした?」
「少し話をしませんか?2人で」
アルフレが俺にいうとチドラを治療しているミワが俺たちにきこえる声で
「ダメですよ兄様!私の許可なく女の人と2人っきりになるなんて。私が許しません!」
「ではミワさんやましいことはしないと誓うのでキナとお話をさせてもらいますか?」
アルフレはミワに近づいて言うとミワは
「本当に?誓って兄様をたぶらかそうとはしない?」
「ええ。誓います。もし誘惑とかすれば私があなたのいうことをなんでも聞きましょう」
アルフレがミワに言うと近くにいたジョーは
「女神様!間違ってもそんなことを軽々しく言うものでは!」
「いいのよジョー。あなたもここにいなさい。私はキナと外で話すから」
アルフレはジョーに言うとミワは「仕方ないわね」と珍しく簡単におれて
「よくわからないけどあなたは大丈夫な気がするからいいわ。兄様もアルフレを襲っちゃだめよ」
俺はミワに「無論だと」いい、俺とアルフレは外に出た。




