シソンタウン
チドラ達4人が移動し、俺はアザトス村の出口側にゲートを繋げ幻の大地から出る。
「それでは向かうか。シソンタウンに」
「主人。我が先頭で行く。主人は後ろに下がっていろ」
チドラを先頭に俺たち4人はシソンタウンへ向かう。シソンタウンはアザトス村から出て真っ直ぐに進んで歩くと着くという。まぁもし迷えば女神様の加護の遠くを見る目で町があるか見ればいいしな。チドラは地龍なだけあって感覚はすごいだろうから気にすることはないだろうけど。
チドラを先頭に進んで夜になるとその場で野宿を繰り返して大体3日くらい経ったかな?夜があけたのが3回だから3日くらいだろう。そこには壁に覆われた街?のようなものがあった。
「あれがシソンタウンとやらか?あんな街は初めて見るが」
「我もだ主人。人間というのはつくづく何をするのかよくわからん」
俺がチドラにいい、チドラは呆れながら俺に言うとマムラが
「私が調査に向かわせたスパイによればぁ。まだいきていてくれればの話だけどこのシソンタウンは4つの村が統合されて出来たことからシソンタウンらしいわぁ」
「それは知っている。ほかには?」
「そうねぇ。他にはこの村は4つのむらで別れているらしいけど真ん中に中立の村があるらしいの。まぁ小さな集落のような場所だけど」
小さな集落、それじゃこの壁の中には村が4つと集落1つがあるということか。
「それで、1つ1つの村に私のスパイがいるんだけどまずはそれと合流するのからどうかしら」
マムラは俺たちに提案し、俺は「異論はない」と答えると他の3人も承諾する。
「特徴はそうねゴブゴブリンだし言わなくてもわかるわよね?」
「え、まさかそのまま潜入させてるのか?」
「ええ。おそらくかげで行動しろと教えてあるから多分建物の裏とかはじで生きてると思うわ。人前に出る時は肌をちゃんと隠すようにも鍛えてあるから」
ふんすと鼻息を荒くしながらマムラは俺に言った。
「そ、そうか。それは優秀?なことだ」
「うふふ。お褒めに預かりどうも。それで4つの村だけどアゴウ村、マゴウ村、テゴウ村、ジゴウ村よ。それでみんなどの村に行く?」
マムラは俺たちに言うと俺は
「その前にまずはシソンタウンに入ってシソンタウンの中心にあるという集落に向かおう」
俺はチドラ達に言うとチドラ達は首を立てに振った。
「それじゃシソンタウンに入るぞ」




