エルフ族 2
「失礼いたしました!地龍様に対しての無礼許してほしいであります!」
「構わん。我に対する無礼より主人に対する無礼を謝ってもらおうか」
チドラは金髪エルフに言うと金髪エルフは俺に頭を下げ
「すいませんでした人間。私達エルフ族はマガー殿に借りがありますからマガー殿の以外人間は信用できんのですわ」
「やはりエルフ族も人間から迫害を?」
俺は金髪のエルフに聞くと金髪のエルフは首を立てにふる。
「私達はこの結界を張る前は長が霧を張って里を隠していたのですがメギスと呼ばれる魔法使いとマガー殿。そして数名の人間を連れ私達エルフの里に訪れたのです。長の張る霧はまりょくのこいものは逆に入り込みやすいようになっているのでメギスという魔法使いは魔力が濃すぎて普通に探知されました。私達も別に最初から人間を嫌っていたわけではなくメギス達一行を最初は丁重に扱いました。しかしメギスが里に訪れて約1週間後に奴はある事件を起こしました」
「ある事件とは?虐殺か?」
俺が金髪エルフに聞くと金髪エルフはいらつきながら
「そうです。奴は私達エルフ族のもつ独特の魔法をほぼ習得した後に奴らは私達の里を、私の同胞を殺し始めました。マガー殿を除いて。マガー殿がいなければ私もおそらくその時に」
なるほど。それは人間嫌いになるわけだ。しかしメギスのやつは本当にやることが胸糞悪いな。
「メギスは興味がないのか里の蹂躙には参加せずそのまま帰りました。そして里長はその時すでにメギスに殺されていました。メギスは里長を殺した後に私達の前からさりあとは連れてきた人間に後処理を任せていました。人間達により私達の同胞の大半はやられましたがマガー殿のおかげでなんとか半数は生き残ることができました。さらには結界まで張って隠してくださったのでマガー殿には感謝しかありません」
マガー。いいやつだったんだな。殺してしま、いや。帝国のために利用されたのは本当に悲しいことだな。助けられるなら助けたかったよ。シュラをあそこまでおいやれる奴も普通の人間じゃいないだろうし。
「あ、こんな場所で長話をすいません。ついつい長いこと立ち話を」
「あ、構わないよ。むしろ作業の邪魔をしてすまない」
俺が金髪エルフに言うと
「大丈夫です。では今は小さいですが里にご案内しますのでついてきてください」
俺たちは金髪エルフについていき、エルフ族の里に向かった。




