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漆黒のヴァルキュリア  作者: 月之黒猫
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新しい武器


 数日前に剛兄さんから手に入れた武器は銃。


 剛兄さんがスキルで武器や防具を作っているのを眺めていたら、銃をみつけて私もほしいとおねだりをした。



 初めは昔に見た映画で、アンドロイドがバイクに乗り少年を小脇に抱えて片手でショットガンを撃っていたのに憧れ、他にもゾンビを倒すテレビゲームでよく使っていたのがショットガンだった。

 なので、作ってもらったのは片手でも撃てるショットガンで形はRPGに出てくるような、いかにも魔法銃というようなものをお願いした。


 そしてもう一つ、完全な魔法銃にするには蒼兄さんに魔法を撃てるようにしてもらわなければいけない。


 最初こそ渋ってはいた蒼兄さんだけど武器に魔法を附与することに凄く興味があったようで、それからはあーでもないこーでもないと武器や防具に色々な魔法をくっ付けている。




 そんな訳で、剛兄さんが作る最初から伝説級の武具達は今では〝アーティファクト〟となってしまっている。



 勿論、この魔法銃も鑑定するとアーティファクトと表示されちゃうんだよね。




 その時、ビリッと突き刺さるような視線を魔物から感じた。



 ――凄い殺気。



(やっぱりこれは野放しには出来ないよね)



 この魔法銃には火、水、風、土の魔法陣が附与されていて、詳しい説明を聞いたんだけど、ちょっと難しくてあんまり理解できなかった。

 蒼兄さんもそれが分かったのか、途中で説明をやめて「兎に角、銃に附与した魔法陣に魔力を流せば分かる。後はそれぞれの魔法陣を直ぐに切り替えられるよう練習しとけよ」と言われて一生懸命練習したんだよね。



『麗ねぇちゃ』


 クリスが私に声をかけると同時に先ほどよりも魔物の殺気が強くなり、こちらへジリジリと近寄ってくる。




 見る限り、あの冒険者二人は土魔法を使えないはず。

 使えていたらこんな事にはなっていない。


 私が使える魔法は火と風、クリスは火と闇、ジルは水と光。


 そして、この場で唯一の土魔法持ちはシオンだけだったりする。


 左肩でぷるぷるしているシオン。


 これは嬉しいでも武者震いでもなく、怖い時のぷるぷるだ。

 シオンは『ボクもたたかう~』と意気込んではいるけれど、本当は怖いのだろう。


 いくら絶対防御があってレベルも上がりシオンも強くなったとはいえ、元々穏やかで争いを好まないというファミリアスライムのシオンには例え互角以上に戦えたとしても戦闘経験無しでギュスタークロック三匹それも、あの一際大きな個体を倒すのは今は無理だ。



 兄達からは人前で魔法銃を使うなと言われているが、シオンが戦えない今は魔法銃に頼らざるを得ないのが現状。




「クリス、彼らから見えないようにお願いね」

『大丈夫。任せて』


 少しずつクリスの影が大きくなる。


 後ろで冒険者二人の息を呑む気配が分かった。



 突き刺さる殺気と息が詰まるような緊張感。




 ――さぁ。始めようか。




 そう思ったところでシオンがフードに隠れた。












お読み頂きありがとうございました。



チャッチャ『ほれーどうだ。もふもふだぞ。もふもふー』


作者「くっ …もふもふの誘惑に勝てない」


チッチャ『バシバシじゃ足りないのにゃ。ならビシバシだにゃ』


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