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漆黒のヴァルキュリア  作者: 月之黒猫
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遅くまでどんちゃん騒ぎはしない方がいい


「いつまで寝てるんだ。そろそろ起きろ」


「…うぅ……あとちょっと…」


「それ、もう五回目な」



 いつもの様に蒼兄さんに起こされるが、これまたいつも通り起きられない。


 このやり取りも一時間前に一度、これが二回目かと思いきやもう五回目になる…らしい。


 眠たすぎて覚えてない。



「…ギルドマスターの話って午後からだよね……」

「昼前だ。どっちにしろ起きないと間に合わないぞ」


「んー…午後からじゃなかったっけ」

「全く。眠たすぎるからって記憶を改竄するな」


 まだ眠たい頭と重たい身体を無理矢理起こして、欠伸をしながらおもいっきり身体を伸ばす。


 その横でクリスとジルも伸びをしている。




 昨日のどんちゃん騒ぎは結局、夜遅くまで続いた。


 皆、オークキングとジェネラルのお肉と良いお酒を堪能した後は、先程と同じく騒がしい酒場に逆戻りした。


 私達は美味しいお肉をお腹いっぱい食べたので、これでお暇しようとしたのだが、これがなかなか上手くいかない。


 原因はもう、お分かりだろう。

 横にいる双子だ。


 周りに助けを求めるが、やはり誰もが目を逸らす。


 マクシミリアンさんやヨアヒムさん、ウォルターさんも困り顔で、ギルドマスターは憐れみの目で見られ、グレンさんからは〝諦めてください〟という圧のない綺麗な微笑をくれた。


 グロウ君なんて目すら合わせてくれなかった……なんか裏切られた気分。



 そんなこんなで気付けば真夜中、日を跨いでいたので流石にオーク討伐成功を祝した酒盛りはお開きとなった。




 ジルとチャッチャとチッチャ、シオン達は満腹になると騒がしさにも構わず寝に入り、クリスは相変わらず付かず離れずの距離で私を見守ってくれていた。


 そして、オーク討伐よりボロボロになった私達(特に兄達)はお風呂に入ることすら出来ずにベッドに倒れ込んだ。



 で、今へと至る。



 兄達も今回ばかりは珍しく朝早くは起きられなかったようだ。


 ベッドに倒れ込む直前に浄化スキルをかけるのが精一杯で、朝風呂に入りたかったけど今は時間がないから、また浄化スキルを使う。


 ある程度の身支度を終わらせ、私は卵や野菜のサンドイッチとポタージュスープで軽く朝食を済ませる。

 兄達とクリス達はカツサンドやチキンのサンドイッチ、シオン達は数種類の野菜のサンドイッチとポタージュスープで朝食を摂り、剛兄さんはそれ(プラス)フルーツサンドを五つ、カスミはポタージュスープ(多め)を三回おかわり。


 私も最近お気に入りの柿のフルーツサンドを二つ、蒼兄さんに隠れて食したのだった。




 兄達は優雅に食後の珈琲を嗜んでいるが、そろそろ時間なので私達は重い腰を上げ、ギルドマスター達の待つ冒険者ギルドの会議室へと向かった。












チッチャ『読んでくれてありがとなのにゃ』


チャッチャ『それにしても夕べは疲れたぜ』

チッチャ『ほんとにゃ。今日は麗ねぇちゃみたいに遅く起きちゃったにゃ』


チャッチャ『まだ寝たいけどギルマスの野郎に呼ばれてるしな』

チッチャ『うーん。にゃんか変にゃ。身体中ゾワゾワするにゃ』


チャッチャ『俺もゾワゾワするんだよな。今日はなんか起きそうだぜ。…知らんけど』


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