表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漆黒のヴァルキュリア  作者: 月之黒猫
108/161

隠し通路の現状


『仕方ないね。いいよ』


「すまない。感謝する」



 ギルドマスターはクリスに感謝を述べたあと、マクシミリアンさん達にダンジョンの魔力が漏れ出しこの隠し通路を侵食して取り込もうとしている事と、その魔力でオーク達が異常繁殖している事を話した。





「「「「「………」」」」」



 ギルドマスターの話を聞いた皆は一様に黙ったままだったが、最初に声を発したのはマクシミリアンさんだった。



「ギルドマスターの話を聞くに、その問題の部屋というのがダンジョンの魔力が漏れ出している場所と見て間違いなさそうだな」


「私もそのように考えている」


 マクシミリアンさんにギルドマスターが同意すると、そのままギルドマスターはクリスを見やった。


 クリスは数秒の間を置き頷く。



 それを、この場にいる全員が固唾を呑んで見守っていた。



「それでは、オークの異常繁殖と成長の速さはダンジョンの魔力が原因で確定…でいいですね?」


『それで間違っていないよ』



 グレンさんとクリスのやり取りに、どこからもなく溜め息が漏れる。



「やぁね、陰気臭いわよ。さぁさぁ兎に角、ダンジョンの魔力はにゃんこ達に任せて、あたし達はオークをなんとかしましょ」


 今、この隠し通路で起こっている事の重大さに暗くなりつつあったが、アランさんがいつもの明るい調子で檄を飛ばす。



「でもこれは国への報告案件じゃないのか?」


「心配ない。〝彼ら(ケットシー)の意思を尊重し、その邪魔をしてはならない〟と陛下からお達しが来ている。その上、ダンジョンの侵食は一刻を争う事態だ」


 リードさんの問いにギルドマスターが答え、更に話を続ける。


「ダンジョンの魔力で異常性を増したオークを目の当たりにし、今ここで討伐を中断する事は出来ない」


「本当に大丈夫か?」


「ああ。責任は私が取る」



 ギルドマスターの責任という言葉に納得したようなリードさんだった。





「でもさぁ、まさか、こんな面白い――…もとい、大変な事になるなんて思いもよらなかったな。…これ、あのダンジョン馬鹿が知ったらもっと面白い…じゃなかった、もっと大変だったね」


「いやいや、アイツはダメでしょ」


「アレは帝国の北のダンジョンへ調査に行ってる…筈だ…」


 ヨアヒムさん、グロウ君、ウォルターさんが何やら気になる話をしている。



「アレか……確かにアレは帝国に行っている。帰りついでに他のダンジョンにも潜ると言っていたから、当分は帰っては来ないだろう。…帰ってくる前に方をつける」


「ダンジョンは帝国ですし、他のダンジョンへも行くのなら一年近くは余裕でかかるでしょう。心配は無用です」


 と、ギルドマスターとグレンさんも話していた。



(〝アイツ〟に〝アレ〟やら酷い言われようだけど〝ダンジョン馬鹿〟とか凄く気になる。どんな人なんだろう?)





『にゃにゃ!!』


「どうしたの?! チッチャ」



 チッチャの尻尾が膨らんでいる。




『下の豚さん達が動き出したにゃ』




 チッチャの言葉に緊張が走った。












チャッチャ『読んでくれてありがとな』



チッチャ『ぶ、豚さんが飛んでるにゃ…豚さん豚さん豚さん』


チャッチャ『おいっ 作者! 早くしないとチッチャが暴れそうだぞ』

作者「ごめん! 後少しだから、もうちょっと待って」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ